「幻の占拠 」 いつもらしく 教室で青白い雰囲気の夢の少年兵が 朗読していた。 革命のために学校を占拠しているが、 詩は好きだと言う。 ぼくらは味気ない現実を 歌にしたり、 詩に書いてみたりした。 やがて君は大人になった時
「ゆずりわたされた・・・」 青暗い教室のままに タイムトンネルを ドームの入り口にしたり SFのイミテーションでは モチーフをピクセルする 星から その屋根から、 宇宙の存在とデンパシー、シンパシー、 隠しもしない そうやって
聞きたい事を聞けたり、 なかんずく慣れたりする。 ぼくは宗教的な情操や 吉本さんが言った宗教的絶対を 信頼する そのことを歌にしてしまわなかったろうか。 真面目に、 やっていたか。
「赤い結び目の喪失」少女が記憶を喪失する。言葉に絶するしぐさ。きみの手がいけないいつからか言語のゲームにならないで、は、きちっと伝達されたカルマのモチーフ、よ、男女で罪を恥らうなんて、愛があれば消失する、快楽的なセーラー服の赤い結び目を
「少女めくれあ」少女がプールにめくれている、めくれている、自分という詩集をめくり、めくり、日めくりに秘めやかにめくられてくめくられては恥らかにもったいぶってページをめくらない
「よりどり美鳥」 空白の冷め息 青く烟ってる 琥珀の海 にぶらいいろに慣れたもんだ 知識の色 何色? 赤や青、 透明でも造形されている 死んだ身体は身体性は0よ でも 死の持つ最期の後はしきりと 少女になろうとするものよ
「レンジ、」 少女が はずかしいという風に はじらいがあるということ なんだか 大人になってしまったなぁ、けれど、 情があって、なんだろう。 話しやすいレディーになったんだね。 女性、というより、レディー、なんて、 ガガ真似したり
「ひさしぶりの」 雨だからか 少女は振り向かないで 雨だからか そぶりが どしゃぶり きっと 別の星の勉強部屋で くしゃみをしているだろうか きっと 振り向かない からぶりだからか 雨が降っても いなくても きっと
「雲間のエッセイ」テーマが考えた機械の夢よ空想空間に飛ぶ雲たちよ誰かが考えた世紀的な瞬間を切り取るdialogueのあぶいそらよ星が散りめく水準の星の跡取りをひかりに透かしてプリズムみたいな感情を定礎裸足の太陽だ浴びた光のグリッドの
「空間、そら、木。」 きみがみどりいろに 空間をmixingして 通りで近代を爆破しまくる 伝記的に 通り過ぎたあわてた 哲学の人にコンピューターディスコを からませた計画にすると 身体性が 美であるという mixing かつてのイデオ
「猫のDJちゃん。」 猫ちゃんが ハードなプレイで会場をわかせていた。 すっくと 二足で立つと にゃいとふぃ〜ば〜。 と、 ハウス、テクノで攻めまくりの あとは、みずからが ターンテーブルの上で、 ぐるぐるまわる、やばいパワープレイで、
「最初の進化」 古代都市が青く一室のガラスケースに 映し出されては 複数系にとらわれているままに 沈没したまま息を潜めているが ある時 天体や地球外生命のコントロールにより 海上に浮上してくる様子のまま その浮上の仕方が動きとし