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2010年10月11日20:48

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恋か金か夢か

そうね〜俺だったら、、、

劇団前方公演墳公演『神の味噌汁』観劇。
十日昼。
http://zenpou.net/modules/news/article.php?storyid=148

『題名未定』以来なので、かなり久し振り。
待望の新作。
が、「また幕末かよッ!」っつーのが正直な第一印象。
幕末は幕末でも「応仁の乱」とかね、、、室町幕末かよッ!みたいな。
まあ、ヒネリも無く幕末。
好きじゃのう幕末。
次は『題名未定』の時みたく、完全新作・新要素で行こうぜ!

で、お話しなんだが、切ない。
切な過ぎる。


「世界の覇権を夢みる者 ただ一本の剣を鍛え上げることに一生を捧げる者
一人で一生をかけて探究していく夢もあれば
嵐の様に他の何千何万の夢を喰らい潰す夢もあります
身分や階級・・・生い立ちに係わりなく
それが叶おうとか叶うまいと人は夢に恋い焦がれます
夢に支えられ夢に苦しみ夢に生かされ夢に殺される
そして夢に見捨てられたあとでも それは心の底でくすぶり続ける・・・・・・
たぶん死の間際まで・・・・・・
そんな一生を男なら思い描くはずです
“夢”という名の神の・・・・・・殉教者としての一生を・・・・・・」
「生まれてしまったから しかたなくただ生きる・・・・・・・・・そんな生き方オレには耐えられない」

『ベルセルク』、、、六巻。
丁度今読み返してんのよ、バリバリシンクロしたわ。
これについては、また改めて。

にしても切ねぇッ
天に選ばれし極一部の人間、そいつの人生の一番濃い部分が歴史。
一人の英雄の陰には、それこそ何千何万の「やまのみ達」がいたことだろう。
彼らの人生が歴史に記されることは無い。
彼らにも夢があり、恋があり、人生があった。
切ねぇ。

夢と現実のせめぎあい。

これ何も乱世だけの話じゃないんだよね。
時代を超えて、老いも若きも男も女も、、、
そして、演者も観客も。
「やまのみ達」の生き様を通して否応なく、己の生き様を意識させられる。
舞台という特異空間上で、こっちもバリバリシンクロしたわ。

俺?
まあ、三つ共指の間をすり抜けていったけど、掌には“自由”が残った。
税金収めたあとのほぼ全ての給料、労働時間以外全ての時間。
これが全部俺一人のモノ。
見る人から見れば、幸せなんじゃない?、、、不幸せか?
何事にも縛られず、気楽に好き勝手生きられるっつーのは幸せなんじゃねぇの?まあ“張り”には欠けるけどね。
それでも断言するが、たとえ大金を稼ぎ、家族ができて、夢が叶ったとしても、、、
「一人になりたい」 「自由な時間が欲しい」
と愚痴っとるわ。
人間ってホントないものねだりだな、特に俺。

、、、何か、、、いつもの感想っぽくないな。
切なさに当てられたぜ。

じゃあ、感想。
セット良かった。造り込みも演出も。
室内じゃ場面転換出来ないじゃん!?って思っちゃったわ。
あれ何?殺陣の前に速攻でカタしたわけ?ドリフばりの?

キャラは千之助。
最近巷で持て囃されんのは、平和主義・博愛主義の聖人君主みたいのばっかでしょ。
違うっつーのッ!
幕末の京(厳しい現実)で生き残るっつーのは、こーゆー事でしょうがッ
日本政府も見習って欲しいわ。
まあ、最後は助けに行っちゃうわけだが。
冷酷に徹しきれないその迷いこそが、共感を呼ぶ。
完璧な人間なんて魅力無ぇーっつーの。

新撰組の中に知らない人いる!っと思ったら客演か。
人減ったねぇ。
でも全体のテンポの差はそんなに違和感無く。逆に、今迄よくあの人数捌いてたなぁ〜って感心したw

お笑い班もかなりシリアス班に引き抜かれたようで。
でもやっぱ、溝口氏のキモキャラと金子氏の突っ込みが無いのは淋しい。
完全新作・新要素でやっれっつっといて、お約束も用意しろと(←コレ毎回書いとるわw)
ああでも、お弓の鳥ダンス?あれは素晴らしい、バリウケww

それから御洒落オーラでしゃらくさい中目より、埼玉臭漂う池袋の方が好きです。
ええまあそんなとこ。

そ・れ・と
劇団十二歳おめでとうございます。
来年は中学生じゃん、エライこっちゃ。
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