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2026年09月23日01:33

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「最後の恐鳥類」化石を発見、年代は2.5万年前で、人類と出合った可能性も(下):氷河期末の環境変動で絶滅か

 実は古くは4300万年前にさかのぼる恐鳥類のごく新しい種の骨が発見されたのは、これが初めてではない。
 ウルグアイでも恐鳥類の化石が発見されており、やはり恐鳥類が後期更新世まで生き残っていたことを示唆している。9万6000年前のものに加えて、最も新しいものでは1万7500年前と推定されたものもある。

◎間接的な年代値だがそれでもLGMまで生き延びた強力な傍証に
 ただし、ブラジルのものとは属が異なる1万7500年前の標本の年代測定は、恐鳥類の化石化した骨に対して行われたものではない。同じ堆積層から発見されたゾウの仲間ステゴマストドンの歯を分析した結果に基づいた、いわば間接的な年代測定結果だ。
 ラバージ氏はマシャード氏の発見に興奮していると語り、そのデータを「信頼性が高い」と評価している。ウルグアイの標本と組み合わせると、この年代測定の結果は、小さな恐鳥類の持続性と回復力を示している。
 そして最も新しい時期の個体でも、彼らはそれほど深刻な状況ではなかったらしいのだ(想像図=獲物を追う小型の恐鳥類)。

◎300万年前に南北アメリカ大陸が陸続きに
 これらの年代測定の結果から、恐鳥類はひょっとすると人類と接触していた可能性が示される。南北米大陸への人類の定住がいつ始まったかについては依然として議論が続いているが、例えばブラジル中西部のサンタ・エリナ岩陰遺跡の発掘調査(写真)では、2万5000年前までさかのぼる可能性のある道具やペンダントが発見されている。ただ大方の考古学者の賛同は得られていないのが実情だ。
 これまで、約300万年前にパナマ地峡を通じて南北両大陸が地続きになったことが、恐鳥類の絶滅の原因だと広く考えられていた。新たな陸路の開通により、それまで隔てられていた大陸間で種の大移動が可能になったためだ。
 それは、大陸規模の生態系再編につながった。

◎南米の大型捕食者は北米から来た強力な捕食者に敗れる
 概して、南米の大型捕食者は劣勢に立たされ、北米のサーベルタイガー(剣歯虎=オオナマケモノを襲うサーベルタイガー)やオオカミといった、より万能型の種に競争で敗れたと考えられてきた。
 逆に少なくとも1種の巨大な恐鳥類ティタニス・ウォルレリ(Titanis walleri)は北米に進出し、現在のテキサス州やフロリダ州まで到達していた。ティタニス・ウォルレリは約180万年前に姿を消したが、後期更新世まで生き残ったと思われるのは、北米の捕食者と直接競合しなかった小型の恐鳥類だけだ、とマシャード氏は述べる。

◎気候変動による環境の激変に適応できなかった?
 では、長く生き残ったその小型恐鳥類は、なぜLGM前後に姿を消したのか(写真=全身骨格)。
 彼らは、他の動物との競争に負けたのではなく、氷河期末に向かう気候変動や樹木が茂る広大なサバンナの消失といった環境要因が、長きにわたって恐鳥類が支配してきた先史時代の世界に終止符を打った、とマシャード氏は考えている。
 なお最大級の恐鳥類について述べた過去の日記(23年10月27日付日記:「恐竜絶滅後の南米に君臨した恐鳥類の足跡発見;最大体高3メートルで疾駆して獲物を押さえ込みついばんだ」https://plaza.rakuten.co.jp/libpubli2/diary/202310270000/)も参照されたい。
(完)

注 容量制限をオーバーしているため、読者の皆様方にまことに申し訳ありませんが、本日記に写真を掲載できません。
 写真をご覧になりたい方は、お手数ですが、https://plaza.rakuten.co.jp/libpubli2/diary/202609230000/をクリックし、楽天ブログに飛んでいただければ、写真を見ることができます。

昨年の今日の日記:「ソニーグループ、金融子会社ソニーFGをスピンオフ;ソニーは買いだ、それも26日までに」https://plaza.rakuten.co.jp/libpubli2/diary/202509230000/

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