久しぶりに東大駒場キャンパスを訪れた。数十年前に訪れた時は、1968年の東大闘争の時よりはめっきり減ったが、それでも正門前からかつて1号館前などに立て看がびっしり並んでいたものだが、様変わりである。
◎かつての学生運動の拠点も面影無し
並んでいるのは、サークルの宣伝看板だけで、新左翼諸党派の立て看は全く見られなかった。
興味深く思って、13号館から生協までの通りにずらりと並ぶ看板を丹念に見たが、共産党の青年組織、民青(民主青年同盟)の目立たない立て看が2枚だけ見られただけだった。すべてはサークル関連のもので、それらの中に飲み込まれてしまっていた(写真)。
東大・駒場と言えば、かつて学生運動の最大拠点であり、60年代末の絶頂期には新左翼諸党派10数派がすべて揃っていると言われた。それが様変わりである。
なるほど、若者の自民党支持が高まっている一端がのぞける。
◎学食は安くない、味は学食なら上々
さらにキャンパス東部の学生会館と生協食堂は、「ここが大学?」といぶかしいほどにこぎれいになっている(写真)。食堂はカフェテリア式で、味は悪くはない。僕がよく利用する社食よりはよほど良い。
ただし、学食にしては高い。僕は生協組合員でない部外者なので割増代金を支払ったが、ハンバーグ、コロッケ各1個、ホウレンソウのお浸しの小鉢、中ライスで950円前後した。これなら吉野家とあまり変わらない。
東大学生の保護者の年収は1000万円を超すと言われて久しい。東大駒場前駅には塾講師などのアルバイト募集看板が隙間無く並んでいるから、東大生はほとんどリッチなのだ。安い学食より美味い学食が求められているのだろう。東大ではなかったが、地方の旧制帝大で過ごした僕の学生時代は、学食と言えば「安かろう、不味かろう」の代名詞だった。様変わりである。
◎構内にゴミ箱無し
1つ感心したのは、構内の通路にゴミ箱が一切置かれていないことだ。主要公共施設の1階の一角に分別ゴミ箱4つがあるきりだ。そのため別の日に、生協マーケットで昼食を買った時、お握りとサンドイッチ、牛乳のカラを捨てるのに苦労した。
おかげでキャンパスは、たいへんきれいだった。育ちがいいのか、くわえタバコで歩く学生は皆無で、吸い殻は1本も見つけられなかった。
本郷キャンパスも緑深くて美しいが(写真)、駒場の方が緑の多い印象だった。雨が降ることが多かったのでくまなく探索できなかったが、構内には旧一高の跡を示す碑や寮歌の碑(嗚呼玉杯之碑)もあったようだから見逃したのは残念だった。
注 容量制限をオーバーしているため、読者の皆様方にまことに申し訳ありませんが、本日記に写真を掲載できません。
写真をご覧になりたい方は、お手数ですが、
https://plaza.rakuten.co.jp/libpubli2/diary/202609180000/をクリックし、楽天ブログに飛んでいただければ、写真を見ることができます。
昨年の今日の日記:「旧ユーゴ3カ国周遊(42):リュブリャナ城を歩く;猛暑でへばり、木陰で読書」
https://plaza.rakuten.co.jp/libpubli2/diary/202509180000/
ログインしてコメントを確認・投稿する