関東でも梅雨明け間近で、毎日湿度の高い日が続く。これで梅雨明けになったら、今年はさぞかし暑い夏になるだろう。東京でも過去初めて40℃を超す酷暑日に見舞われるのではないか。
◎酷暑はスーパーエルニーニョ現象の反映
北半球に酷暑をもたらす南米ペルー沖の海水面水温が高くなる現象のエルニーニョは、今回は1950年の観測開始以来、最大級、とアメリカ海洋大気局(NOAA)は予測する。スーパーエルニーニョの出現である。
そのせいなのか、先月来、ヨーロッパは異常な熱波に見舞われ、死者が2000人超という。スペイン、フランス、ドイツなど、40℃を越えた(写真と図)。
ヨーロッパの住宅には一般にエアコンが無い。これまで耐えきれないほどの酷暑に見舞われたことはないし、一部都市では景観保護の法令でエアコンの室外機を外に置けないからだ。
◎猛暑でへたばった昨年のボスニア・ヘルツェゴビナ、クロアチア、スロベニア旅行
そうした情報に接すると、嫌でも昨年のボスニア・ヘルツェゴビナ、クロアチア、スロベニア周遊を思い出す。8泊10日の旅程で、連日35℃を超す猛暑に見舞われた。温度計を持っていたわけではないから正確には分からないが、内陸の盆地だったボスニア・ヘルツェゴビナのモスタルでは40℃になったという未確認情報に接した(写真=モスタルのネレトヴァ川にかかるスターリ・モスト。世界遺産に登録されている)。
それでも日本の真夏と違うのは、朝晩は多少、涼しくなることだった。ただそれもせいぜい10時頃まで。頭上に太陽が昇ると、猛烈に暑くなった。ふだんは未知の土地に行った時は僕はできるだけ歩き回って様々な風景・文物を観ようとするが、この旅ではへたばって、なかなかその気になれなかったものだ。
◎世界の平均海水面も過去最高
こうした猛暑と間違いなく関連していると思われるのが、EUの気象情報機関「コペルニクス気候変動サービス」の1日の発表だ。世界の最近の海面水温を分析した結果、北緯60度から南緯60度の間の海面水温は6月21日に平均20.86℃と、2023年と24年の同時期に観測された20.83℃の記録を上回ったという。今も海面水温は、高温状態が続いている。
赤道を挟んで南北60度までは地球のほとんどをカバーする。夏の北半球は暑くても冬に当たる南半球は寒いはずだ。平均が暑くなっているのは、地球全体が暑くなっているということだ。
2015年採択のパリ協定では、世界の平均気温の上昇を産業革命以前に比べて1.5℃に抑える努力をするというが掲げられたが、すでにこの目標は破られている。
ヨーロッパの異常熱波は、パリ協定の上限突破の1つの反映なのだろう。
注 容量制限をオーバーしているため、読者の皆様方にまことに申し訳ありませんが、本日記に写真を掲載できません。
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昨年の今日の日記:「極北に忍び寄る地球温暖化、ホッキョクギツネとホッキョクグマの生態の変容」
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