翌日2日目は、フリーツアーで唯一組まれた積丹半島ツアーだ。起きて窓から外を見ると、曇天だ。しかもいつ降ってくるか分からないほど雲が厚い。
◎創業明治32年の亀甲蔵
札幌駅北口の乗り場まで、ホテルからほんの数分だ。ホテルはまだ新しく清潔で、静かで、部屋は決して広くないものの「当たり」だ。しかも札幌駅と北大キャンパスに至近というのが良い。
バスは満席に近い。真新しいバスで、ほとんど揺れない。
出発すると程なく高速の札樽自動車道に乗る。一路西に、小樽に向かう。高速に乗って間もなく、左の車窓に「白い恋人パーク」が見えた。
高速を降り、小樽市街地に入ると、バスはとある酒蔵に停まる。「田中酒造亀甲蔵」という酒蔵で(写真)、1899年(明治32年)創業という。
◎天狗山伏流水の水を汲み上げて酒造り
小樽天狗山の伏流水を地下70メートルから汲み上げて仕込み水として使っているそうだ。天狗山は過去に何度も登った小樽市街を一望できる山だ(写真=天狗山第2展望台から小樽市街を俯瞰、田中酒造亀甲蔵は市街地中央やや右側の海に近い所辺り)。
汲み上げた水は一般にも開放していて、建物前の井戸で近くの人が大きなペットボトルを持ち込んで水を受けていた(写真)。
説明してくれる社員が待機していて、中を案内して説明してくれた。酒蔵を見学するのは初めてだから、それなりに興味深かった。老舗だから酒を作るのを用いるのは木の樽かと思ったが、今はステンレスタンクに製造途中の酒を貯蔵している(写真)。
もちろん見学者に売るコーナーもある。試飲コーナーも設けられていて、小さなプラスチックのちょこで僕も試飲した。しかしあいにく日本酒に限らず酒の味は分からないので、ブタに真珠であった。
◎ローソク岩を右車窓に観て
田中酒造の見学を20分ほどで終え、バスは積丹半島を目指す。
途中、ニッカウイスキーで有名な余市を通過する。ここを通過すると積丹半島だが、古平町の手前で、ローソク岩を車窓から観た(写真)。
海面から45メートルを超える高さでそそり立つという。昔はもっと太く、丸い岩だったというが、1940年(昭和15年)8月2日の積丹半島沖地震の際に発生した津波のため半分に割れて現在の大きさになった。
ローソク岩は2016年にも先端の一部が欠け、それまでよりも鋭角な形状となったという。
◎江戸時代初頭に開かれたニシン場の街を通る
古平は、400年以上も昔の江戸時代初頭の慶長11年(1606年)に松前藩によってニシン漁場として開拓されたのが町の始まりという。
11時過ぎ、少し早いが昼食を摂る「鱗晃」に着いた(写真)。この旅の最大の売りであるウニ丼を、ここで食べることになる。
楽しみだ。
注 容量制限をオーバーしているため、読者の皆様方にまことに申し訳ありませんが、本日記に写真を掲載できません。
写真をご覧になりたい方は、お手数ですが、
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(この項、続く)
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