週末26日の東京株式市場は、3005.46円安と過去3番目の大幅下げで、再び7万円を割って6万9360.88円で引けた(写真と表)。
◎「そんなに下げたの?」
しかし一部の投資家を除く多くの人たちにとって、「そんなに下げたの?」という感覚だったと思う。僕も、保有株の時価総額は前日とほとんど変わらないどころか、むしろ微謄だった。
実際、東証プライムでは値下がりした株は613銘柄に留まり、逆に915銘柄もの株が値上がりした。また東証REIT指数は、前日比25.86プラスの1824.60と久しぶりに1800を回復した。
まさに現在の半導体・AI関連株中心の相場の歪みが如実に表れた相場付きだったと言える。
◎SBG、キオクシア、アドテスト3銘柄だけで1800円超押し下げ
日経平均株価の大幅下げは、アメリカのオープンAIが今年のIPOを来年に延期するという一部報道が拍車をかけた。オープンAIに巨額の投資をするソフトバンクグループ(SBG)が東証プライム1位の12.5%の下げ幅を記録した他、キオクシアが3位の11.2%下げ、アドバンテストが7位の9.6%下げと大きく値下がりした(表)。
この3銘柄だけで日経平均は1800円超押し下げられた。
このような半導体・AI関連偏重の下げは、お隣の韓国でさらに増幅され、韓国総合指数(KOSPI)は一時8%超も下げ、一時売買停止のサーキット・ブレーカーが発動された(図)。KOSPIのうちサムスン電子とSKハイニックスは2社だけで構成比率で50%超も占める。この2社が、オープンAIの上場延期の報道で大幅下げになったKOSPIもサーキット・ブレーカー発動となったのだ。
◎キオクシアをIPOでゲットした人は平っちゃらか
投資が半導体・AI関連株に偏った投資家は、今後、極めてボラティリティーの高い値動きに振り回されるだろう。ただし上場来高値を続けるキオクシア保有の投資家は、IPO時より80倍以上にもなっているから、少々の下げでもびくともしないだろうけれど。
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