ドロミテに来て、北イタリアの自然の美しさ、壮大さに感動のし通しだ。信州・上高地(写真)に行った時もその景観に感動したが、エントレベスのモンテ・ビアンコ(モンブラン)観望、チェルヴィニアのグリー湖とチェルヴィーノ(マッターホルン)遠望、さらにドロミテのサンタ・マッダーレ村のハイキング行とカレッツァ湖などの連続は、上高地を上回る自然景観だと思う。
◎ヘアピンカーブのローゼンガルテン街道を行く
ドロミテは2009年にユネスコの世界自然遺産に登録された。
この名称は、18世紀にこの地域でドロマイト(苦灰石)を発見したフランスの地質学者「ドロミュー」の名前が由来となっている。ドロミテ山群は、主にこのドロマイトで出来ていて、そのドロマイトはマグネシウム質の石灰岩であり、2億5000万年前に海底に堆積して形成されたものだ。
見た目は白く、昔海底に堆積した石灰岩だけに、中に貝の化石などを含んでいる。
さて、カレッツァ湖を観望して僕らは再び小型バスに乗り、ヘアピンカーブの続くローゼンガルテン街道を進み(写真)、標高2239メートルのポルドイ峠に達する。
◎ポルドイ峠は自転車レースの一コース
風もあまりなく、好天なので、高地でも寒さを感じず、快適だ。
峠の駐車場のそばに碑が立っている。自転車を漕ぐ男性の像だ(写真)。
イタリアは自転車大国で、都市でも山でも、自転車が多い。毎年5月にはイタリア全土を駆け回るプロ選手による「ジロ・デ・イタリア」が開かれ、多額の賞金が出る。
僕たちのバスで通ったきた道も、そのコースの一部になっている。碑は、それを記念するものか、誰かの顕彰碑なのだろう。
ここでレストランに入り、昼食だ。牛肉のカルパッチョがメインディッシュだ。レストランの前にも自転車乗りの像が置かれていた(写真)。
◎現地ガイド氏と標高差173メートル、往復3キロの登山道をハイキング
食べ終わって、1時に待ち合わせの現地ガイド氏と出会い、彼の案内でサス・ベセ小屋までの標高差173メートルのハイキングだ。道は昨日のサンタ・マッダーレ村のハイキング行と違い、砂利道でということで、僕は登山靴に履き替えて往復3キロ、約60分のハイキングに挑んだ。
坂道を登り始めた(写真)。傾斜は昨日のサンタ・マッダーレ村のハイキング道よりもきつい。
◎早くも姿を現した高山植物
登り始めてすぐに、登山道の横の草むらに黄色い花と紫の美しい釣り鐘形の花を見つけた(写真)。前者アンティリス・ブルネラリア(和名はクマノアシツメクサ)、後者はカンパヌラ・カルニカ(和名イワシャジン)らしい。なおアンティリス・ブルネラリアの左に咲く乳白色の花は、昨日、サンタ・マッダーレ村のハイキング道で見つけたシレネ・ブルガリス(和名はシラタマソウ)だろう。
高山植物を見つけていくのも楽しみだ。
(この項、続く)
注 容量制限をオーバーしているため、読者の皆様方にまことに申し訳ありませんが、本日記に写真を掲載できません。
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