ジェラートを食べた後、待ち合わせ場所と時間を決めていったん解散した。
◎ドゥオモの内部に架かる大きなタペストリー
僕は、すぐ近くのドゥオモに入った。
中に入ると、ヒンヤリと涼しい。東京のようなじっとりとした湿気はないが、コモ湖はやはり暑い。ドゥオモは、さながら別世界だ。
ほんの短時間だが、荘厳な雰囲気にひたり、内部を見学した(写真)。
ステンドグラス絵の代わりに、聖書の一場面を描いた大きなタペストリーが堂内に架けられている(下の写真の上と中央)。後陣のステンドグラスは3枚だが、それも美しかった(下の写真の下)。
◎歴史的建造物のパレスホテルを通り抜け
ドゥオモ滞在は10分くらいのものだった。集合時間が決まっているから、ゆっくりと滞在できない。外に出ると、もう6時15分くらいなのに、まだ陽が当たっている。出口と正面を写真に撮って、後にした(写真)。
それから集合場所のコモ湖の湖岸に向かった。途中、豪華なアールヌーボー様式の建物が目の前に現れた。4つ星ホテルのパレスホテルだ(写真)。建物自体は19世紀後半に建てられたというから、およそ1世紀半の歴史を持つ由緒ある建造物だ。
◎強い日差しの下でも誰も日傘をささない不思議
ところで、コモ湖の湖畔、市街地に限らず、北イタリアに来て奇妙に思ったのは、強烈な日差しにもかかわらず女性の99%は日傘を差していないことだ。
クロード・モネの名画「日傘をさす女性」のように、ヨーロッパでは女性は日傘をさすものだとばかり思っていたが、まず街中で見かけない。そういえば、昨年訪れたクロアチアやスロベニアでも、女性は夏至に近い直射日光下でも日傘をさしていなかった。
日本では、今では男性でも日傘をさす人は珍しくない。
かつて18〜19世紀では貴婦人は日傘をさしていたが、今ではすっかり廃れてしまっているようだ。その理由は、不明だ。
その強烈な直射日光下で、肌も露わな若い女性たちが闊歩している。皮膚癌のリスクに無関心なのが理解できない。
◎コモ湖鉄道駅は貧寒・閑散
午後6時半、コモ湖畔に再集合した僕たちは、そこから歩いてレストランに向かった。
途中、鉄道のコモ湖駅前を通り過ぎた。日本の駅前と違い、全く賑わいはない。それどころかホームには人っ子1人いない(写真)。日本なら明日にも廃線になりそうな侘しい風景だ。コモ湖駅に乗り入れる鉄道は、ほとんど利用者のいない支線なのだろう。高速鉄道TGVも乗り入れていないに違いない。そう言えば、手近にあった地図で、ここから約2キロ西に、コモ・サン・ジョヴァンニ駅が記されている。これが、本線の駅のようだ。
(この項、続く)
注 容量制限をオーバーしているため、読者の皆様方にまことに申し訳ありませんが、本日記に写真を掲載できません。
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昨年の今日の日記:「旧ユーゴ3カ国周遊(20):トゥロギール観光の帰途、バスの中で現金をすられたことに気づく」
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