門をくぐってチャレンカの道に入ると、最初のうちはまずまずだが、次第に険しくなってきた。ガードはあるが道の両脇は断崖になっている。下は波の打ち寄せる岩の渚で、下まで100メートルくらいはありそうだ。
◎これほどのエゾカンゾウ大群落に出合えるとは
突き出た岬の尾根に造られた道だけに、幅は狭い。戻ってくる人とやっとすれ違えるくらいで、場所によっては向かいの人の通過するのを待つことも。
少し行くと、気がついた。断崖にエゾカンゾウ(本州ではニッコウキスゲと呼ぶ)の群落が花を付けているのだ(写真)。まさか神威岬でエゾカンゾウが観られるとは思ってもいなかった。
時々混じる白い花は、高山植物のシシウドの仲間だろうか(写真)。
神威岬に来るまでのバス車窓からはエゾカンゾウは観られなかった。あったとしても、盗られてしまったのかもしれない。
他に時々出合ったのは、薄紅色のハマナスの花、名も知らぬ紫の花(ツリガネニンジンか?)などだ。
◎エゾカンゾウの花を折る中国人(?)の女
ただたまに、小道に花を延ばしてくる株もある。そして衝撃的な状景にも出遭う。岬から戻ってきたどこかのおばさんが手にエゾカンゾウの花を持っているのだ。「採っちゃダメだよ」と注意をしたら、きれいな花だと褒められたと思ったのか、笑顔で何か知らない言葉を発する。中国人だな、と思い、きつい顔をして、両腕で「×」を作って「not steal!」と叱ったら、やっといけないことかと気がついたようで、ばつの悪いの顔をしてさっさと行ってしまった。
国定公園でなくとも、野草やワイルドフラワーを切ったり抜いたりしてはいけないことは日本人や欧米人なら常識なのだが、中国人には常識は通じない。共産党政府の日本渡航自粛で中国人は半減しているはずで札幌市街でもあまり見かけなかったのだが、こんな所に来る輩もいる。
◎気がつけば海は積丹ブルー
気がつけば、青空が広がり、海が積丹ブルーに染まっていた(写真)。
しかしチャレンカの道は長い。やっと先に小さく神威岬灯台が見えてきた(写真)。
明治21年(1888年)8月に初点灯という。強風吹きすさぶ岩礁の多い岬の突端で、沖を行く船を導いてきたのだ。
(この項、続く)
注 容量制限をオーバーしているため、読者の皆様方にまことに申し訳ありませんが、本日記に写真を掲載できません。
写真をご覧になりたい方は、お手数ですが、
https://plaza.rakuten.co.jp/libpubli2/diary/202607100000/をクリックし、楽天ブログに飛んでいただければ、写真を見ることができます。
昨年の今日の日記:「剣歯トラも恐竜も飲み込んだ『死の落とし穴』:(後編)中国の『石樹溝累層』:ジュラ紀の流砂」
https://plaza.rakuten.co.jp/libpubli2/diary/202507100000/
ログインしてコメントを確認・投稿する