サッカー、ワールドカップ北中米大会1次リーグは各地で熱戦が繰り広げられているが、15日H組第1節でヨーロッパ王者・スペインと対戦して堂々と0対0の引き分けに持ち込みも勝ち点1を挙げたアフリカ代表のカーボベルデの健闘には目を剥いた(写真=ゴールを守り、強豪スペインを零封に抑えたヴォズィーニャ選手)。
◎人口たった55.5万人の西アフリカ沖の島国カーボベルデ
カーボベルデなど、日本のメディアに全くと言っていいほど登場しない。実際、西アフリカの大西洋上に浮かぶバルラヴェント諸島とソタヴェント諸島から成る国で(地図)、島国小さな島国だけに、面積はわずか4033平方キロ(世界166位)と、日本の埼玉県よりわずかに広いだけ。人口は、たった55.5万人だ。
そんなちっぽけな国が、FIFA世界ランキングでは67位なのだ。ちなみに人口ではカーボベルデの2500倍近い世界1のインド、世界2位のスターリニスト中国(いずれも男子)は、それぞれ137位、91位に過ぎない。カーボベルデは初出場ながらともかくワールドカップに出たのに、インドはまだワールドカップの出場歴はないし、スターリニスト中国でも1度しかなく、スターリニスト中国が唯一出場できた2002年日韓大会で3戦全敗、無得点だった。
◎寒冷適応したモンゴロイドなので脚が短い現代日本人
サッカーは、フィジカルと技術力の総合競技だ。日本は、今ワールドカップの出場選手26人中23人がサッカー先進地欧州中心の海外クラブ所属だから、技術力は高い。しかしフィジカルでは欧州、南米チームに劣る。それは、モンゴロイドだから。
我々現代人ホモ・サピエンスはアフリカ起源だ。そのアフリカから世界に拡散したサピエンスはまずヨーロッパに定着した。
アフリカ起源だから、四肢は長く、瞬発性・持久性に優れる。これは、サッカー選手にとって不可欠の「資源」だ。モンゴロイドは、現代日本人がまさしくそうであるように、寒冷適応をしたため四肢は短い。どうしても欧州、南米選手に劣る。しかも両地域はクラブの歴史が古く、総合的・個別的に技術は磨かれている。
◎世界ランキング15位のセネガルの出場選手の半数は欧州移民の子孫
起源地のアフリカはフィジカルでは優位だが、どうしても歴史の浅さと普及率の違いで、前記2地域に一歩譲る。それでも近年の強さは際立ち、今回のワールドカップでも出場枠は9.5となっている。欧州の出場枠16に次ぐ堂々2番目の大陸別出場枠だ。しかも2022年のカタール大会ではモロッコが4位になった。いずれは(早ければ今回から)、ワールドカップ優勝の国が出るだろう。
これは、先進国欧州に移民した2世、3世を代表に加えていることもある。例えばFIFA世界ランキング15位のセネガルは、代表チームのおよそ半数がセネガル人欧州移民の子孫だ(ほとんどが旧宗主国のフランス)。セネガルなんて、カーボベルデ同様にサッカーでしかメディアの話題にならない西アフリカの小国で、めぼしい地下資源も乏しく、人口も約1933万人に過ぎない(前掲地図参照)。
◎キュラソー島の出場選手は25人までが欧州移民の子孫
ちなみに15日にドイツに7対1で敗れたばかりの北中米・カリブ海8位(世界ランキングは82位)のキュラソー島(オランダ自治領のカリブ海の島)の出場選手26人のうち25人までがオランダ移民の子孫だ(写真)。体表選手たちは、キュラソー島住民のように、黒人や混血が目立つ(写真)。前記のカーボベルデの出場選手は、62%が欧州移民の子孫だ。
これは、フェアでないとは言えない。オリジンは、出場した国だからだ。欧州移民も、父祖の地が世界最大のスポーツ大会に出れば、国民意識と誇りを高められる。
アフリカ代表や小国代表を応援したい。
注 容量制限をオーバーしているため、読者の皆様方にまことに申し訳ありませんが、本日記に写真を掲載できません。
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昨年の今日の日記:「古代マヤ文明の1600年前の祭壇を発見(前編):異邦テオティワカンによる暴力的支配の跡」
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