プロ野球読売巨人軍の阿部監督(当時)の長女が相談し、その指示に従い児童相談所に相談して阿部監督の逮捕に至ったことでメディアを賑わわせたチャットGPT、その開発元のアメリカのオープンAIが8日、アメリカで新規株式公開(IPO)を申請したと発表した(写真=オープンAIのサム・アルトマンCEO)。
◎直近の企業価値は8520億ドルも他2社に劣後
かねて観測されていたように、今年になってのヘクトコーンの大型IPOは、先のスペースX、アンソロピックに次いで3社目だ(25年12月19日付日記:「2026年にスペースX、オープンAI、アンソロピックのヘクトコーン3社が上場へ、NY市場は沸騰か」
https://plaza.rakuten.co.jp/libpubli2/diary/202512190000/を参照、さらに今年5月29日付日記:「イーロン・マスクが創業したスペースXが6月にナスダック上場、テスラに次いで、『マスク帝国』に懸念」
https://plaza.rakuten.co.jp/libpubli2/diary/202605290000/、6月4日付日記:「東証プライム、さらに新高値、TOPIXは初めて一時4000越え;米ではアンソロピックが上場申請」
https://plaza.rakuten.co.jp/libpubli2/diary/202606040000/も参照)。
オープンAIの現在の企業価値は8520億ドル(約136兆円)で、上場時の時価総額1兆ドルを目指す。日本の国家予算を上回る。
ただスペースXの想定時価総額1.77兆ドル、アンソロピックの現時点の評価額1兆ドル弱に比べれば、一歩譲る(図)。
◎後発のアンソロピックに抜かれて3番手
オープンAIは、チャットGPTを公開した後、AIの開発や普及の先頭に立ってきた(写真)。対話型AIと言えば、オープンAIとされてきたが、後発のアンソロピックに企業価値と売上高で抜かれた。
アンソロピックが法人向けに特化したのに対し、オープンAIが消費者向けを重視したのが要因だ。例えばオープンAIのチャットGPTは世界で10億人に近い利用者がいるが、有料契約は5%強にとどまる。つまり多数の利用者がいても、収益化に結び付いていないのだ。
上場時期は未定だが、年内のできるだけ早い時期を目指す。上場された場合の株価がいくらくらいになるかも現時点では何とも判断できないが、先に上場するスペースXとアンソロピックの成否に大きく影響されるだろう。前2社が低迷すれば、オープンAIも連れ安になるだろうし、好調なら大量の資金を市場から吸収しても、なお高値をつける可能性が高い。
◎日本のソフトバンクグループに影響大
さらに、オープンAIの株価は日本にも大きな影響を与える。
というのは、オープンAIに日本のソフトバンクグループ(SBG)が多額の出資を行っているからだ。今年6月現在、SBGはオープンAIに累計約646億ドルを投じる計画を進めていて、持分比率は約13%にも達する。オープンAIの株価が高値をつければSBGの評価額が上がり、日本の株式市場でも大きく上がるだろう。逆なら、SBGは失速し、つれて好調なAI関連銘柄にも悪影響するだろう。悪くすると、日経平均株価も大きく下げる恐れがある。
オープンAIのIPOに向けた動きに、日本の投資家も目を離せないことになる。
注 容量制限をオーバーしているため、読者の皆様方にまことに申し訳ありませんが、本日記に写真を掲載できません。
写真をご覧になりたい方は、お手数ですが、
https://plaza.rakuten.co.jp/libpubli2/diary/202606130000/をクリックし、楽天ブログに飛んでいただければ、写真を見ることができます。
昨年の今日の日記:「アラビア半島の広大な砂漠にも『緑の楽園』だった時期が;過去800万年に少なくとも6回の湿潤期『緑のアラビア』」
https://plaza.rakuten.co.jp/libpubli2/diary/202506130000/
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