世界最高峰のエベレスト(8848メートル=ネパール語でサガルマータ)はクライマーなら誰もが憧れる。しかしこの山は、それだけ世界の登山家を引きつけるが、同時に数多くの犠牲者が眠る山でもある。
◎多くの遭難者も出したエベレスト
1920年代の初登頂挑戦以来、300人前後の遭難死した遺体が取り残されているというが、最近の温暖化で時として古い遺体が氷河の下から見つかることもあるようだ。
2024年にはちょうど100年前に史上初めてジョージ・マロリーと共にエベレスト登頂を試み、行方不明になった(後にマロリーの遺体のみ見つかる)アンドリュー・アービンの遺品が発見され、2人が人類初のエベレスト登頂者であった可能性が高まった(24年10月27日付日記:「100年前、マロリーとアービンはエベレスト登頂に成功していたのか? もう1人のアービンの遺留品見つかる」
https://plaza.rakuten.co.jp/libpubli2/diary/202410270000/)。
僕にとってはむろん、エベレストなど高嶺の花もいいところだ。だからせめてもと思って、2019年2月にネパールを訪れた時、観光飛行でエベレスト近くまで遊覧したのだ(写真=矢印の下のピーク)。
◎氷塊が登山路を塞いでベースキャンプに足止め
登山技術の装備の発達した現代では、金さえ惜しまなければ(もちろんかなりの登山技術と体力が必要だが)エベレストに登れるようだ(写真=山頂を目指す登山者たち)。
だからエベレスト登頂シーズンになった4月に、標高5300メートル超のベースキャンプにエベレストを目指す登山者たちが数百人も足止めをくらった(写真=ベースキャンプ)。原因は登山道の手前に危険な氷塊(セラック)が立ちはだかり、ルートを塞いでいるからだ。
老練なシェルパが安全な道を開いてくれるまで、登山者たちはキャンプでひたすら待ち続けているという。
ベースキャンプまではトレッキングコースになっているから、そこまで登ってヒマラヤ山脈の雰囲気に浸ることもできる。
◎地域経済にとって重要な資源
ちなみに今シーズン、エベレストの登頂を許可証は当局から410枚も発行されている。許可証1枚当たりの費用は1万5000ドルだ。許可証の発行枚数に制限はないから、標高8000メートル以上の空気が薄く本質的に危険な「デスゾーン」で混雑を引き起こしている。
もっともネパールにとって、エベレスト登山者は、エベレスト街道トレッカーも含めれば、地域経済にとって最重要のゲストだ。途中のロッジ宿泊客のみならず、土産物屋、さらには登山者のためのポーターとシェルパは、多くの雇用をもたらし、莫大な外貨を落としてくれるのだ。
ネパール当局にも、エベレストの足止めは大きな痛手となる。
注 容量制限をオーバーしているため、読者の皆様方にまことに申し訳ありませんが、本日記に写真を掲載できません。
写真をご覧になりたい方は、お手数ですが、
https://plaza.rakuten.co.jp/libpubli2/diary/202605080000/をクリックし、楽天ブログに飛んでいただければ、写真を見ることができます。
昨年の今日の日記:「黒部立山アルペンルートととなみチューリップフェアの旅(4):日本の原風景と白馬3山の大出公園」
https://plaza.rakuten.co.jp/libpubli2/diary/202505080000/
ログインしてコメントを確認・投稿する