南北戦争以前のアメリカにて、老いた農園主とその息子は農園商売の傍らで奴隷を飼育する商売も営んでいる。ある日、息子が屈強な黒人男と美しい黒人女を奴隷として買い入れる。屈強な黒人男は農作業にも役に立つが腕っぷしの強さから賭け格闘の戦士としても重宝され、美しい黒人女は性の捌け口として利用される。息子の新妻は欲求不満に陥り、屈強な黒人奴隷と関係を持つ。
突如リバイバル公開された70年代のリチャード・フライシャー監督作。この映画のことは知らなかったけど、リチャード・フライシャーの映画が上映されるのであれば見るしかない。
息子と黒人女との関係をロマンチックに見せたり、老農園主と息子を優雅に見せたり、そこに朗らかな音楽が流れたり、で美しいものを見ているような演出だけど、全然ロマンチックじゃないし優雅でもない。息子も優しい人物のように見せているけど利己的なクズ野郎だし。毒がきついわ。
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