mixiユーザー(id:712728)

2021年03月20日23:56

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異邦人

母親の葬儀の翌日、恋人と海水浴を楽しみ喜劇映画を見た青年はしばらくは放蕩の日々を過ごし、友人の喧嘩相手のアラブ人を太陽の光に目が眩んだせいなのか銃殺してしまう。
カミュのあまりにも有名な小説をマルチェロ・マストロヤンニ主演でルキノ・ヴィスコンティが映画化した作品のリバイバル上映。初公開以来の上映だそうな。へー、そうなんだ。
小説は高校生の頃に読んではいるけどすっかり忘れている。太陽が黄色いから、とかそんなフレーズは何となく覚えている。
無気力な男が特に意思も持たずに行動し、懺悔することもなく死刑を受け入れる、ということで合っているのかな。
発表当時は斬新でクールでカッコいい、と思われたかもしれないけど、主人公はやはりどこかビョーキだろう。今風にいうとある種のサイコパスなのかもしれない。
映画はそんな男の行動を追っているけど、マストロヤンニなのでダンディな男にしか見えず、もっと腺病質っぽい役者が演じれば違った印象になっただろう。ヴィスコンティ映画としてはまあまあって感じ。
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