ソ連の科学研究所の食堂で働く二人の女給。女給たちは科学者たちのプロジェクトが一段落した打ち上げパーティーに参加する。酔った勢いで年上の女給がフランス人科学者とベッドを共にする。しばらく日数が経ってから年上の女給がKGBに呼び出され拷問に近い尋問を受けフランス人科学者をスパイするよう命じられる。
制作期間15年、登場人物数百人、エキストラ1万人、という触れ込みで見たところ登場人物は10人ぐらい、エキストラも数人で、宣伝と違うじゃないの。
パンフレットを読むと、DAUプロジェクトというソ連暗黒時代を再現するアートのプロジェクトで、映画もその一環で、映画は16作から成るそうな。知らなかった。そういう宣伝の仕方もしてないし。
映画の方は、役者たちに状況を与えて即興で演技をさせているような感じ。喧嘩するシーンや酔っ払うシーンも本当に喧嘩しているし酔っ払っている。延々と続く打ち上げパーティーやあまり見たくないベッドシーンなどはまだ見てられるけどKGBの尋問のシーンは本当に人を追い込んでいて見るに忍びない。まさに、おそロシア。
あと何本映画が作られるのか不明だけど、公開されたら多分見に行くだろう。エキストラ1万人というのには興味ある。
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