mixiユーザー(id:20839049)

2020年04月02日18:38

41 view

旅と女と寅次郎

『男はつらいよ 旅と女と寅次郎(31作目)』1983年8月公開、都はるみ、北林谷栄、藤岡琢也、ら。
父親代わりとして甥 満男の運動会応援に出掛けようと張り切るシーンと、そんな寅次郎を遠慮がちに遠回しに止めようとする家族、この前後のシーンは寅次郎シリーズの中では名シーンの一つとして語り継がれています。「ビジネスホテルは独房みたいだから泊まりたくない」と旅途中に嘆いた寅次郎、そう、寅次郎には安い旅館がお似合いです、それも他人との相部屋で。携帯やらスマホに邪魔されず、ひなびた宿で酒を酌み交わす、、何と贅沢な時間の過ごし方でしょうか。過密スケジュールと失恋の痛手から失踪して世間で騒がれていた都はるみ、寅次郎と出会って無邪気にはしゃぐ姿はプライベートな普段の姿ではないか、とも窺えました。しかし歌上手いですねえ、都はるみ、素人集団の中で歌うから余計にそう聞こえてしまうのですが。昔、都はるみには興味なかったのに、歳を重ねる毎に都はるみの良さが分かって来たような気になっています。とらやの裏庭で都はるみが歌う「アンコ椿は恋の花」、改めて感動し、観ていて何故か涙ぐんでしまいました。金を貰って歌う仕事ではなく、心底に歌う悦びを感じて発散しているから、だったからかもしれません。寅次郎が都はるみの曲をカセットテープで聴き惚れるシーンに同調しました。島倉千代子にもマドンナ出演させて欲しかったなあ、とつくづく思いますが。ところで、中北千枝子が生保レディ役として登場していた中北千枝子、「ニッセイのおばちゃん」として長年テレビコマーシャルで活躍していたのが名脇役の中北千枝子である事を後れ馳せながら認識しました。新潟や佐渡島におけるロケシーン、とても懐かしいです。両津港、小木海岸、宿根木、等々、楽しかった一人旅を思い出しました。
0 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2020年04月>
   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
2627282930