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2020年01月26日20:03
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酒場154「ルケ ディ カスタニョーレ モンフェッラート ブリク ビアンク2017」
�，修譴覆蝓�￥2,000をわずかに越えるが、カルディではワインを２本買うと10%割引セール中なのであった。商売が上手いなあ。
￥2,000以上となると、ワインに対する期待、ハードルはグッと上がる。今日このワインを手に取ったのは、「勘」によって。美味い確信がある。生産者はルカ・フェラリス。使用葡萄品種はルケ種。
��透ける、艶のある、かなりパープルが強いルビー。フチはクリア。アシは極長。
なんつう香りや。ワインは香水では無いのだ。グラスの中に花束が沈んでいる。もっと言えば花束を抱えた女性が傍らに居るような。
恒例のビョーキが、まさか匂う段階で始まるとは思わなんだ。
土の匂い。インク、アルコール。辛いペッパー。そして、スミレ。…シラー種のイメージがある。
花束と言ったが、それは重い。
軽め白ワインのいいヤツで、カスミソウの匂いを感じる時がある。ふわっふわで清らかな。
「ルケ」はその対極。重く暗い色彩による、重厚で美しい花束。もう飲まなきゃ始まらん
��んんん？ん〜？飲んだことのない味！わりに甘い。アタックに生木の断面味。(樽不使用ワインby裏書)、ハッカク、コリアンダー。兎に角アタックが飛んで、散る！個人の感想だが、「辛」系ワイン。タンニンの効きは軽め。酸味も控えめなのにミディアムボディ。なにか、広がりが深く、忙しい。余韻は短い。だが消えない。舌の上に奇妙な味が残り、これを気に入るか否かで真逆の評価になりそう。シラー種と少なからぬ共通点がありそうだが、やっぱ相当違うか。
色々あったが、チェリーの果実味。これは小さな球(たま)として、「ルケ」の最奥で大事に、赤い。これがあるから、かなーり難解でわちゃつきかねない味わいが美味として成立している。と思う。
さらに、一杯ごと、時間を経る毎に落ち着きは出る。かわりにスミレの花束の女性は少しずつ遠ざかる。たぶん、一番適切な距離まで。
こんなに採点を悩んだことはない。美味い、それよりも、面白い。ひとに勧めるのは勇気がいるなぁ。わたしは「ルケ」で大いに楽しみ、ボトルも夜もまだまだたっぷりだ。
9点！楽しいワインだ！
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