6/28 焼売

　夢は、なんか優しい三角関係みたいなのがあったなというフワッとした印象しか覚えてない。大体の三角関係は厳しいだろと思うんだけど、三角関係自体はものすごくまんが作品に好まれるので、特にその傾向が顕著な少女まんがのテリトリーにはそういうものも実在してそう。とにかく夢はほぼ無だな。逆に夢のない話しますけど、子供より老人の世話する方がつらいと思いませんか、死に直面するから。そういう話題を見かけたので一応書いておくんだが保育士が足りないということ以上に介護士に足りずしかも夢がなくつらい。同じ仕事量なら介護士の給料の方が高くあるべきなんだよな。なんでこんなつまんないこと書いてるかって言うと、NHK見てたら民進と社民の公約で保育士の給料は五万円up、介護職員は一万円upって書いてあったからなんだよな。別に党派的な話するわけじゃなくて自民党の案とかもクソなんだけど、なんでこんな差が付いているんだろう？　保育士も介護士も底辺な給料しかもらってないはずだし、どのみち五万円でも足りないし倍増しろやって話なんだが。

　つまらん話を打ち切って現実に戻り冷やしたラーメンを食った。その後まったくおれと関係ないところですさまじいほどの揉め事が起こっていたので、まるで海外の台風被害を見るがごとく履歴をめっちゃ見てしまった。そうこうしていたらインターネットニュースも読み終えてしまった。なんか天地創造（ゲーム）の話題になってたから明言しとくけど、おれはあのゲーム、最後がつらいのでもう二度とやりたくないんだよね。何がつらいってネタバレ抜きにはなかなか語りづらいものがあるが、一応大勢を占めているのは感動する〜みたいな感想なんだ。その感動の描写がエグいのでおれには無理ってなる、おれって感受性が強いじゃん？　えーっと、だからです。ところで今日から三日間雨の予報なんだけど、今日はまだ降りが弱いというか降らないっぽいので出かけてみる気持ちになった。

　近所のブックオフに出かけたけど何も買わず。記憶もあんまりない。なぜなら天気予報にも雨雲レーダーにも雨の予報や雨雲がなかったのに通り雨を食らったからです、死ね。天気予報と雨雲レーダーが死ね。もっと具体的に言えば気象庁の職員の給料減らしておれの口座に振り込んでくれ。とりあえず理不尽なので寿命五十億年延びたからな。多分もう百億年ぐらい生きることになってるから。こういうガキみたいな論理っておれが本当にガキの頃から振りかざしてるものなので全然捨てられないんだが、要は天気が死ぬまでおれは生き続ける、なぜなら天気を殺したいから、というシステムにもとづいています。太陽が接近してきたらそれどころじゃないんだろうが。というか雁が音なくなってたの忘れてた、帰宅してから思い出してもしょうがないんだよね、もう一度出て行く気になどはまったくならない。

　ともあれその雁が音の飲み残しを飲み終える頃には、ポッドキャストも聞き終えていた。今日のセフレはフェラーラで字面的にはメチャクチャだなとか言いながら検索をしていた。そしたらいつの間にかじぶんの作品の検索に移行していた。Amazon ダッカームでも Yukiga Futte Uresii の CD がボッタクリされてるし、おいおいおれも偉くなったもんだね、といばりかけたけど、わかってるよ、なんもリアクションないのにこんなことになるわけないんだ、単に薄い在庫を狙われてるだけだ。でも国内在庫って多分まだあるでしょ、Amazonにないだけで。そのへんでPierrotのハルカ…というアニソンが流れてきて、おれは神風怪盗ジャンヌを一度も見たことないんだよな、あっ他のアニソンとして使われたV系の曲ってなんだっけ、という連想から、二時間ほど動画を見てしまいました。

　セフレこと世界ふれあい街歩きはイタリアのフェラーラ。いきなり旧市街だった。車の振動で建物を傷めないようにみんなが自転車乗ってるって話だったけど、チャリの路駐がひどくて意味なし。大聖堂には入らなかった。ババアの手作りサドルカバーは傘を分解して作ったらしくかごカバーとセットだったのでなかなかオシャレだったが、おれサドルカバーって嫌いなんだよね。その後手芸の店でアンティークのボタンを見る、ここでもババアが登場。それにしてもチャリの路駐がマジで最悪だな、アムステルダムみたいだ。世界の自転車都市って最高みたいなイキフンあるけど、その割に路駐がひどいんだよね、自転車中心で路駐もないきれいな都市ってあるんだろうか。その後三階建てぐらいの壁状長屋、上をつなぐ渡り廊下、その歴史深い民家に、入らない！！　えっ、マジで……。跡継ぎのいない仕立屋に立ち寄り、その古めかしい技を拝見したあと、昔この地を統治していたエステ家の屋敷へ。その前で古着のフリマが開催されている、どこが景観大事にしてるんだよ。別コーナーでは料理人のメッシスブーゴというひとが紹介されてた、メシだけにってことか……。ここからは拡張された旧市街。昔はゆったりとした作りの拡張旧市街が貴族の住まいだったみたいだけど今も高所得者が住んでる、その家には、入る！！　おい！！　金持ちの家に入って庶民の家に入らないセフレスタッフはクソだ。しかもその金持ちたるや、自宅をアートギャラリーとして開放するレベル！！　やめて〜。公園では髪の毛がないパパが中心となり家族全員で自撮りをしまくっていた。グルメコーナーでは女がカビた肉を食っていた。その後は、こらっ大学に行くな、大学へ。貴族の館の前にあるルネサンスの建物が大学で、みんなでここに住みたいわね卒業した後もとか友情が不快と思われるセリフを発する生徒がいる。その近辺では卒業パーティーが行われていたんだけど、ナレーションが「あのひと頭にハッパ……優勝したのかな？」とか言ってた、何その発想。で大通りに戻って、チャリの路駐に再び幻滅できるチャンスも到来。思い出映像屋さんに立ち寄る、古いiMac使ってるけど、雷に打たれて壊れたおれのものと一緒でダメージ受けた。でそこから雰囲気のいい店みたいな家に思い出映像を届けに行く展開！！　また金持ちかよ！！　懐かしいわね……という展開だったのでノーコメントです。そこからなんと墓地に。人生の縮図じゃん。当然ながら話の内容が暗い。でその先の中庭みたいな場所で聖歌？　が聞こえてきて、入ってみると実は、受け継がれたエステ家の歌という。これも暗い、死によって成就しない恋みたいなやつだ。ひたすら暗い展開のままフェラーラが終わった。寄り道コーナーはクレモナ、ストラディバリウスの地元。三億円の音色って書くなや、欲丸出しみたいじゃん。バイオリン工房のジジイが、正確なものは芸術ではない、とか言ってた、いいやつじゃん。ただそういう死にかけの人間にいつまでもお元気でって言うのデリカシーないからやめた方がいいよ。ストラディバリウスを使った演奏会で終わり。以上です。