火花 邦画、ヒュードラ
監督が板尾創路さんということでいつかは見ることになるかなと思って新作の間にレンタルしてみました。
スローモーションからの音楽という演出が時間は短いけれど多かったかなあ。
面白く無かったです。
漫才師が漫才師のお話を書いてるってこともあって、登場人物とかどうしてもオマージュ元を考えさせられてしまうのがノイズでお話を純粋に楽しめませんでした。
テーマもしくはテーマにものすごく関わりが深い”漫才”について具体的評価を避けてしまっているのも逃げに感じました。
そのわりに結局最後は漫才をそのまま映してしまう。
もともと原作者のピースの又吉という人は芸人としてあまり好きではなかったというのもあって原作を読んだことないのですが、映画を見てもっと読む気を失くしました。
映画的には漫才師として逃げないか逃げるかという話をしているのに、漫才や漫才師を客体視して描いているお話の作話で逃げるという。
こんな作品が文学賞を取ったとは、そりゃ筒井康隆さんの時代から文学賞なんてそんなもんなのかもしれませんが、それにしても酷い。
酷いと僕が感じるのは僕が個人的に漫才を特別視しているせいだけではないのではないかと思います!
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