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2015年10月03日12:08

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赤い鳥小鳥 赤い実を食べた

今日は爽やかだ。気付けば先日まで咲き誇っていたキンモクセイの木に花が全くない。ただのひとつのかけらもなくなっているのにびっくりした。このように時は気付かずに過ぎる。

さるすべりは長いこと花が咲いているので百日紅とも言われるらしい。現にまだ咲いている木もあるが、完全に実に突入している木もある(写真左)。今は緑だがさらに色が変化して行くのだろう。それも楽しみだ。

先日写真を載せた辛夷(コブシ)の実は人間の拳のようだったが、殴り続けたボクサーの手の皮が破れて血に染まっているように、実が赤くなって飛び出してくる(写真中)。

最近発見した実は何の木だろうと調べたら、「シロダモ」らしい(写真右)。赤い実がなる木は非常に多いが、クスノキ系の美しい葉が特徴的で、間違いないだろう。

いま紅葉の先触れのようなのがハナミズキで、実の赤さとともに葉も赤く垂れ下がるように枝にしがみついてたわわである。私は花をまともに見ていないので、来春よくみようと思っているが、花などよりも今の方が美しいのではないかと思える。花はどんなに美しくてもどこか軽薄なものである(その軽薄さゆえに生物は命をつないでいけるのだが)。

赤い実をみると、「赤い鳥小鳥、なぜなぜ赤い 赤い実を食べた」という北原白秋の童謡を思い出す。「赤い鳥」になったというところは比喩であり、物語だが、その原因となった「赤い実」とは何かを思う。生活の中に溶け込んでいた実体のようなもの。単純だなぁ、と思うが、その単純さに恐るべき力を感じる秋である。




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