昨年摘出した大腸のポリープが癌化していた、と医師が言い、経過観察が必要と言われて約1年後の今日、検査に行く。ポリープがまたできていると内視鏡技師が言う。分析して担当医から話すという(7月22日)。
それはともかく、この検査は腹下し剤と大量の水を飲むので待っている時間がながい。軽くて読みやすい文庫本がないかと探してキケロの『老年について』を持って行った。全部読み、解説まで読んでもまだ時間が残った。病院は通勤列車に次いで読書に適した場所である。とりわけ老人になったら、この組み合わせが抜群であるが、そう何度も読んでは鮮度は落ちる。何度読んでもすごく面白い、とはならないのが弱点だ。セネカにしておくんだった。
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