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2018年10月04日16:59

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原点とは

10月になりました。で、10月の詩を。と定型のご挨拶であるが、もう四日だ。ここのところ『冊』の入稿作業などをしていて遅れた。この間、詩はけっこう書いてきて次第に活字化されてくるので、物量の心配はない。というので油断していた、ということはある。

その中のひとつの詩をファイルにまた追加して「上書き」しようとするとできず苦闘の時間が経過する。ファイルが巨大化しているのを前々から懸念してはいたが、それが原因らしい。そこで昨年12月までを別ファイルとして、新しく今年1月からのを作った。軽くて快適。リンクだのなんだのというのは久しぶりであるが、やってみると案外簡単にできてほっとした。

今月の詩は、定年退職したのに、夢の中では未だに退職できていないという話。夢は必ず醒めるので、現実的なダメージはないが、一生これを見続けるかと思うと、ちょっとげんなりする。目が覚めて、現実はこんなに生きやすい、と思わせるために夢はあるのかもしれず、ひょっとしたら感謝すべきかもしれないが。これが載っている『詩人会議』11月号の特集は「私の叫び」である。私の場合叫べなかったことを書いているという情けなさなので、叫びを聞きたい人は別の人の詩を読んで下さい。

同号には杉谷昭人さんがきついことを書かれている。編集部の意欲的な誌面作りとは対照的に、詩人会議の会員は古い投稿意識が残っているのではないか、と。

「何を見ても詩に出来るというのは、じつは詩人ではない。編集者の要望に100%応えられるというのも、便利は便利でも、到底詩人ではない。自分が書くべきもの、表現すべき主題をきちんと持っている者。あるいはそれを求めて苦悩し、努力している者が詩人なのだ」。依頼には応えずにはいられない私なので、考えてしまう発言である。詩作入門の連載であるが、今号のタイトルは「原点とは」。

http://kamitelyric.web.fc2.com/month-poem-latest.html
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