「あの人がそばにいない あなたのそばに今いない
だからあなたは私を手放せない だからあなたは私を手放せない
だから私はあなたを想っている だから私はあなたを想っている」
(チャットモンチー「恋愛スピリッツ」)
好きな人(恋人?)には別の好きな人がいて・・・というよくある片思いのバリエーションのようにも聞こえる歌詞なのだけど、そう考えると最後の「だから私はあなたを想っている」がよくわからない。なんで「だから」なんだろう。なんの「だから」なんだろう。
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あなたが私を手放せない「から」私はあなたを想っている。つまり、相手から必要とされることで初めて自分も相手を必要と感じることができる。それが「恋愛」だとしたら、それは一人では探せないし一人では作れない感情であり、もしあなたが私を必要としなくなってしまえば、その瞬間に私にとってもあなたは無意味なものとなってしまう。
だから、私を見てね。
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高校の時「恋は一人でするもの、愛は2人でするもの」とかなんとか調子にのって言っている友人(童貞)がいたが、その定義によればこれは「愛」の唄だろう。
世の中「愛している」という歌詞が多用されているが内容は「恋」の唄の方が多いような気がする(まじめに数えたことはないが)。でも、人生恋に悩む時期より愛に悩む時期の方が長いような気がするし、本当に必要なのは「愛」の唄なんかもしれんなあ。
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インディーズ時代の音源とな。この時から声がすごい。
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