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日記一覧

浄土教とその実践
2016年12月20日05:18

生体に関して「善は全ての条件が揃わねば生じないのに対して悪は一つでも条件が欠ければ生じてしまう」と医学で言われるけど、悪とは善の欠如のことで苦痛を意味する。死とは全ての条件が欠落した最悪状態である。つまり、生きることがどんなに苦痛でも、その

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父の再婚相手から聞いた話なんだけど、幸せになる権利のない人間なんていない、というのは綺麗事で、幸せになろうとすること自体が心得違いなんだそうだ。生きている意味なんてないけど、とにかく必死に生きるんだ、って。精神や身体や知的に障害があっても、

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狂人のたわごと
2016年11月30日08:49

哲学者たちは発狂せずに天寿を全うするために生きているのだけど、考えすぎて発狂してしまった哲学者ニーチェは廃人になって死ぬまで妹に介護され続けた。僕は、どういう経緯があったかは定かでないのだけど、とにかく記憶を辿り得る限りでは、小児期には既に

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攻撃性と破壊衝動
2016年11月21日16:01

すべてをぶち壊して自分で一から作り直したい。人間にはそういうエモーションがある。エモーションこそがすべてのモーションを引き起こす動機なんだと哲学者サルトルは論じた。子供であれば積み上げられた積み木を見れば崩そうとする。その破壊衝動はスーパー

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僕はずっと普通の人間になりたいと思って普通の人間になるために努力してきたつもりだけど普通の人間になれなかった。それでも身の程知らずにも普通の人間になろうとすることを心のどこかで諦め切れないのはどうしてか。自分は普通の人間ではありえないと開き

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自信獲得のための戦い
2016年11月12日03:15

母親の愛情を一身に浴びながら何不自由なく育った自信家として、有名な、心理学者フロイトと、哲学者ニーチェを、引き合いに出して、以下に、偽物でない本物の自信を得るための手引書を自分なりにまとめてみた。フロイトは、人間の根本衝動として性衝動を挙げ

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アカシックレコード
2016年11月07日19:39

神経細胞たちが単細胞生物アメーバのように触手を四方八方に伸ばして連絡を取り合う連絡網が神経回路網である。脳の神経回路を電気信号が通る度に反復学習の効果で通りやすくなっていくことによって記憶は蓄えられていく、と、従来は考えられていたのだけど、

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すぐわかる仏教
2016年10月17日02:14

仏教とは「業」にもとづく「輪廻」とそこからの「解脱」を説く教えである。「業」とは行いのことで「身口意の三業」に分類される。あることをしようと心が意志することを「意業」と言い、それが身体的行動として現れることを「身業」と言い、口からの言語表現

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成功哲学
2016年10月13日19:17

人間という多細胞生物は、単細胞生物たちが寄り集まって作った社会である。この社会は分業体制で成り立っていて、たとえば心臓の筋肉を構成している心筋細胞ならば、周囲を取り巻く心筋細胞たちにタイミングを合わせて収縮と弛緩を繰り返して鼓動を生み出すこ

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存在と無
2016年10月08日10:12

物理学が取り扱っているのは目に見える物だけではない。目に見えないエネルギーが目に見える物を運動させている、と物理学で考えられている。水は高きから低きへ流れるのだけど、ダムに貯められた水の高低差がタービンが回るという運動を引き起こす、という意

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哲学のキーポイント
2016年09月18日09:59

素粒子論は、すべての物を、内部構造のない最小の部分にまで分解して、大きさのない点粒子たちの振る舞いとして、世界記述する、物理学の一分野だけど、この点粒子にはスピンという属性がある。スピンとは二回転して初めて元に戻るような自転である。一回転目

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よくわかる宇宙論
2016年09月14日15:54

地平線の向こうが見えないのは地球が平面でなく曲面だからだ。地表面は二次元の平面でなく曲面だからどんどん進んで行けば三次元の球上をぐるっと回って元に戻って来る、というふうに、曲面は、平面に、面が曲がっている方向という異次元方向を、プラスアルフ

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精神発達が遅滞したままで大人になった人間は、感情が沸かないことについては考えられない。そういう人間は文系人間で、言葉には情緒を感じられても、無味乾燥な数字には知性が食い付かないので、理数系は苦手だ。ここで知性とは感性の統一のことを言うのだけ

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かつて小中学生の女の子たちの歌手グループが「矛盾だらけの世の中じゃいいも悪いも興味がないよね」と歌っていたのだけど、或る主張が本当らしく聞こえるのは或る特定の文脈の中だけで、違う文脈の中に置かれれば本当だった主張が嘘になる、というふうに、本

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眠っている時に見る夢は、無意識に対する抑圧者である意識が失われることによる無意識の立ち現れとして、説明される。言語使用者たる人間は概念で思考していて、概念を意識上へ抽象するために具体性を意識下へ捨象することを抑圧と言うのだけど、抑圧が解けた

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人間の表と裏について
2016年08月13日12:18

「HOW」を問う論理的思考型と、「WHY」を問う原因追求型に、人間を大別する、タイプ論がある。前者は「世界はいかにあるか」と問う科学に向いているのに対して、後者は「世界はなぜあるか」と問う哲学や宗教に向いている。後者の問いへの答えとして、哲学は形

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その都度その都度の現在に閉じ込められている人間以外の動物と違い、記憶や予想の働きによって過去や未来という時間の次元を開いている人間は、現に与えられている環境全体に、過去に与えられた環境全体や、未来に与えられるであろう環境全体を、重なり合う部

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思いの力
2016年07月26日09:21

海中生物プラナリアを、頭部と尾部に切断すれば、頭部が尾部を、尾部が頭部を、再生する。部分に全体の情報が内蔵されていて、寸断しても、各部分が全体を復元する。人間も、受精卵という一個の細胞の遺伝子の内に書き込まれている全体の情報が読み出されるこ

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植物を接ぎ木できるのと同様に、人間も、指を切断しても、氷で冷やしたコップの水に入れて速やかに病院に持って行って縫い合わせる手術を施せば、骨も皮膚も神経も、自然治癒力で、くっついてつながって、自由に動かせるようになる。このように、多細胞生物を

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創世神話の比較研究
2016年07月06日08:18

キリスト教で、神とは、それ以上大いなるものが存在しないこととして、定義される。つまり、神学において、神は最広義の存在概念とされる。このように、神は、ありとしあらゆる存在を内部に属させるような全体である、という定義上、神の外部は存在しないこと

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計算機科学の哲学
2016年06月27日05:15

20世紀に計算機とは何かを数学的に定義しようとしたら、与えられた入力に対して出力を返すという入出力間の関数関係があるところでは関数の結果を導き出す計算が行われていることになって、すべての物が計算機であることになった。すべての物のうち、人間が出

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メラニー・クラインという女性が母親として子供を育てた経験を踏まえて、対象関係論という精神分析学の一分野を打ち立てたのだけど、対象関係論とは、母子一体の関係から脱却して母親を対象化して捉えて距離を置いて付き合えるようになることが子供の情緒的な

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道徳と宗教
2016年06月11日08:15

真実を見るまなこを曇らせる要因の一つとして、感情がある。たとえば、学校でいじめられるという体験をした時に、その負の体験を負のままで終わらせる人は、いじめっ子をいつまでも憎み、社会に出ても、自分をいじめた人間と同じようなタイプの人間たちを敵視

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自己愛性パーソナリティ障害とは真の自己を愛せないから偽りの自己を愛するというふうに元来は一つだった自己が二つに引き裂かれてしまうことを言う。だから、引き裂かれた自己の修復とは、ありのままの自分を愛することに他ならないのだけど、自己愛性パーソ

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心の不思議
2016年05月04日14:01

健常者たちは甘美な妄想によって現実が覆い隠されて見えず、オブラートに包まれていない剥き出しの現実に直面し得ないからこそ、鬱に陥らずに元気に生きていける。幸福という幻想は到達しない間だけ見える蜃気楼にすぎない、という意味で、人生は幻想の幻滅の

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人間以外の動物は現在目の前にある刺激のみに反応を返すことによって生きているから、チンパンジーが高い所にあるバナナを叩き落とす道具として「棒」を使用できるのはバナナと「棒」が一目で見渡せる所にある場合に限る。人間なら小さな子供でも、たとえば「

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成功哲学書『7つの習慣』でスティーブン・コヴィーは「刺激と反応の間にスペースがある」と言ったのだけど、刺激に対して人間理性を介在させることなく直接反応を返す動物の反応様式を本能と呼ぶとすれば、人間だけは本能的反応を理性によって抑えることがで

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躓きの石
2016年03月30日17:45

もし物たちが自己組織化した結果としてそこに心が生じてきたとするなら、心は物で出来た世界の事態の推移に何の影響力も行使できないことになる。ちょうど、本体が動けば影が動かされるという因果順は可能でも逆に影が本体を動かすということはありえない、と

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狂人は現在目の前にあるものは正しく直感しているのだけど、それが目の前から過ぎ去って過去になると同時にそれを「あれは何かの間違いだったのだ」として意識下に却下してしまうために、過去の記憶が意識上に存在しない。現在目の前にあるものが意識上に存在

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医者が自分の気に入った患者以外を五分診療三分診療へ追いやっていくプロセスによってメンタルクリニックは成り立っていて、そのために医者は故意の無理解という手段を使う。つまり、気に入った患者以外に理解を示さないのだけど、誤解された患者は、誤解を訂

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