僕は個人的な話をするにしても個人的な話で終わらせたくなくて万人共通の普遍性に根底で通底する地下水脈を掘り当てるまで自己分析を掘り下げてこそ独り善がりでなくなるからいつも見苦しいような姿を見せてて気が引けるけど容赦して貰えるかなと思ってこうい

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桐生という日本人男性が100メートルを10秒間で走ったとしたらその間の平均の速さは100/10=10メートル毎秒である。速さとは移動距離を経過時間で割ったもので、単位時間当たりの移動距離のことを意味するのだけど、ここで単位時間とは1秒のことで、10メートル

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人間は主観を入れずに客観的事実を見ているのでなく世界は主観によって意味付けをなされているものとして存立している、ということは、音楽において、音程を変えてもメロディ全体内における位置付けが同じ音であれば同じ音として聞こえて、音程が同じでもメロ

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サカキバラ事件が起きたときに犯罪心理学者の小田晋が攻撃性とエロスが関係し合っていることから思春期の少年Aのエロスが攻撃性に転化してこういう残忍な事件を起こしたと理解できると言っていた。少年Aは被害者の首を切断したときに射精したのだそうだからき

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対人恐怖症患者というのは、対人という対外的な面だけが過敏になっていて内心に優しい気持ちを蓄えてきていない、という意味で、表面的である。精神医学書で、対人恐怖症の典型例として筆頭に挙げられる、哲学者ニーチェは、人前に出ると緊張し過ぎてハイテン

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無限大を∞と書き表すとすれば、∞の逆数である1/∞を無限小と言うのだけど、以下に明らかにする通り、無限小は0である。ピサの斜塔のてっぺんから石を落としたときや木からリンゴが落ちたときは、これらの落体は万有引力で地球に引っ張られ続けて、落下速度

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二大現代物理学のうちの一つである量子力学は、ミクロの素粒子が粒子でもあると同時に波動でもあるという粒子性と波動性の二重性を、説くもので、粒子がここに存在する可能性が何％で、そこに存在する可能性が何％で、あそこに存在する可能性が何％で、という

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なぜ数学が現実の物理を説明できるのかと言えば、何のことはない、数学の論理が観察事実だからだ。数学で1+1=2が正しいのは、リンゴ1個とリンゴ1個を足し合わせたら合計リンゴ2個だという個物の個数についての観察事実に合うように、自然数の概念や足し算の規

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自殺者が住んでいたアパートの一室は心霊現象が起きやすいために家賃が安くなる、ということは、念が強まればそれが物に乗り移って祟りを引き起こす力を行使できるようになる場合がある、ということに、他ならないだろう。盛大に葬式を挙げて手厚く弔われた故

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二つの惑星が万有引力を及ぼし合っている場合は軌道計算できる、というふうに、二体問題は解けるのに対して、三つの惑星が万有引力を及ぼし合っているという三体問題は、複雑すぎて計算式が解けない、ということが、分かっている。すべての物は原子から出来て

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本来は僕は思考が科学的で、科学的思考とは部分部分に分けて考える分析的思考で、適用される対象は物質なのだけど、僕は思考の手段は科学的なのに物についてでなく部分部分に分けられない一つながりの全体である心について考えるから、部分部分を一つ一つ見て

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単純な考えの所持者たちの間では「わたしはこういう現実の単純化の仕方してるけどあなたのそういう現実の単純化の仕方も分かる」という暗黙の合意が成り立つからコミュニケーションギャップがないのに対して、物事を単純化して捉える能力が非常に低い僕は、自

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僕は中学の時に勉強に目覚めて数学に病み付きになって滅茶苦茶勉強したんだけど数学以外の科目はどれもちょっとやればすぐ出来るようになったのに数学だけはいくらやっても出来るようにならなくて一番好きな科目である数学が一番苦手な科目であるというジレン

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三次元の空間をトランポリンのように水平に張られた二次元のゴム膜面に喩えて、物質をゴム膜の上に乗ることによって膜面を下向きに膨張させる重りに喩えて、我々の住む宇宙空間は大きさゼロで物質密度無限大の一点が膨張拡大することによって出来た膨張宇宙で

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僕が共感能力も感情移入能力もなく思考を通じてしか外界の他者に到達できないのは外肺葉が形作る神経だけが発達してて対外的な者であることに特化してるためだとも言えるけど、思考が相手の内に引きずり込まれてくということは上辺を上滑りするのでなく外への

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本音を臆面もなくストレートに表現できるのは未だ理性を植え付けられていなくて本能しかない赤子だけで、感情表現に不具合が出ることが大人になることだ。僕が誰かに否定されても否定し返さずに泣き寝入りするのは、悔しくても自分のところで言い争いを終わら

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もし矛盾を内包しない理論体系が完成したとすればその体系は同じ一つの主張が真になる理論と偽になる理論という二つに自己分裂するということが数学の定理で証明されて、科学者たちが追い求めてきた統一理論の夢が実現しないことが分かったのだけど、同じ一つ

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現物を持って来なくても現物の代わりになる言葉を持ち出すことによって現在目の前にない物について思考できるようになった動物が人間だ。コミュニケーションの手段という対外的なものだった言葉が内面化して思考の道具になるという人類史を個人史が辿り直すこ

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馬は生まれて一時間も経たずに立ち上がるけど人間は立ち上がれるまでに一年以上掛かる。これは人間が馬と違って生理的早産児として生まれてくることを意味している。人間は頭脳が発達しすぎたために、子宮の通り道である骨盤の穴を頭蓋骨がつっかえて通れなく

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「なぜ私はルートヴィヒ・ウィトゲンシュタインなのであってその他の誰でもないのか」とルートヴィヒ・ウィトゲンシュタインは問うた。つまり、無数の他者たちのうちの或る特定の一つだけが、なぜか、自己である。同一事情下では同一現象が引き起こるという自

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日本人を縄文人と弥生人という二通りに分類できるとすれば、縄文時代から日本に住んでいた縄文人は、純日本人で、顔の掘りが深く二重瞼で目が大きいのに対して、弥生時代になってから大陸から渡来した弥生人は、日本人の中でも中国人寄りで、目が細く釣り上が

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物は一つと一つを足し算しても二つにしかならないけれど、心の領域については二つのうちのいずれでもない三つ目を補って考えて初めて理解できる、という意味で、全体は部分の総和以上であると言われる。たとえば、赤いきつねと緑のたぬきの化かし合いを眺める

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特定の個人について「あいつは犬だ」と言えば「あいつは犬のように従順な人間だ」ということを隠喩表現していて「あいつは猫だ」と言えば「あいつは猫のようにプライドが高い人間だ」ということを隠喩表現している。このように、人間を犬や猫の喩えで表すとき

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心の病を患うとは、ストレスが限界値を超えて心が壊れることを言うのだけど、心の壊れ方の一つとして、統合失調症がある。統合失調症のフィルター理論によれば、統合失調症において心が壊れるとはフィルターが破れることを意味する。統合失調症患者が警察に職

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現実を自分の思い通りにしようとする意志こそ、ありとしあらゆる者の根源的欲求である。ストーカーの心理の背景として、現実は自分の思い通りになってくれるはずだ、という思考の前提があって、自分が相手を愛しているのだからそれに応えて相手は自分を愛し返

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自己責任論に反して、実際問題として、きっと誰かが一人の人間を不幸に陥れようとすればそれは出来るから、自分の身を自分で守れる人はいないのだ、と僕は思う。社会の中で生きるとは自分以外の者に生殺与奪の権利を明け渡すことだとすれば、人が出来ることは

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理想が高い人というのは遭遇する現実がことごとく例外として処理されてしまうために理想と現実のギャップの修正が利かないのだけど、このように理想と現実が分裂していることを分裂病と言う。分裂病患者は、自分の頭の中にある理想について「これこそが現実で

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僕は昔から話を聞いてくれる人を見付けては如何に自分が駄目かを長々と説明して見せる人だったのだけど、これが自傷行為であることに今までずっと気付いていなかった。人は一番可愛いはずの自分をなぜ傷付けるのであろうか。自分を傷付けるということは、一つ

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幼児性欲の存在を指摘したフロイトの言う通り、男の子は母親に欲情する。だから、もしも運悪く、第一子が男の子で第二子も男の子だった場合、夏目漱石や村上春樹が小説で描くような三角関係が発生する。誰も悪くない。運が悪かっただけだ。第一子のほうが第二

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