すべての時点が一回づつ現時点として現れては消えるのと同じように、自分は生まれ変わり死に変わりを繰り返してすべての人の人生を一回づつ生きる、と考えて初めて、なぜ無数の他人たちのうちの特定の一つだけが自分なのかという問いに対して、同一事情下では
哲学者とは永遠の子供のことだ。子供は、純粋に理想が高く、しかも、理想と現実の区別が付いていない。いまだ現実を受け入れていないからこそ、出遭う現実にいちいち驚いて「なぜだ!」と問う。通常は大人になるまでに、現実を当たり前のものとして受け入れて
日本史の教科書に掲載されている、「悪人正機説」として有名な『歎異抄』の「善人なお以って往生を遂ぐ。いわんや悪人をや。」という件は、「善人だと自惚れている人ですらいずれは阿弥陀仏の光に自己を照らされて闇を破られる瞬間が訪れて悪人であると明らか
自然科学とは、目に見えないエネルギーという根源的存在があって、その総量が一定量に保たれる、と仮定すれば、目に見える全自然現象を説明できる、という考え方である。エネルギーは最も根源的な存在だから、より根源的な存在から発生して来たり、より根源的
この日記は、重要な思想を伝えるものだと思うので、その重要な思想を述べるまでの布石となる話が長く、しかも一石一石がヘビーだけど、途中からその重要な思想についての議論が展開し出すから、最初は何が言いたいのかいまいち分からなくて、難解で、理路を追
今はまだ、僕の言うことは、いくら正しくても、正しい答えに辿り着くまで考える行為自体が反社会的だから、社会に適応して生きている人々は、僕の言っていることを、まさに正しさゆえに、不快だと感じるだろう。つまり、正し過ぎることは罪で、程々に正しいこ