2019年10月刊行。警察小説である。今でこそ防犯カメラの設置に文句を言う人もいないだろうが、以前はプライバシーの侵害だと問題になっていたことを思い出す。今作は高度化した犯罪捜査に使われるであろう情報監視網を描いている。ネット社会でプライバシーも
2014年7月刊行。著者の長編遺作である。タイトルどおり関ヶ原の戦いのたった一日だけを、始まりから終わりまでを描いている。人物それぞれの戦い方、死に方などを入念に。内戦としては一番大きいものであったことは間違いない。
2019年12月刊行。3万石の譜代、数あるうちの一つの松平家。紋所はやはり三つ葉葵。しかし、250年以上をかけて積みあがってきた藩の借金が25万両。隠居した父に代わり当主となったのは、足軽に下げ渡され育てられていた4男。隠居は藩を倒産させようと目論むが
2016年1月刊行。著者は1961年生れ。「刑事犬養隼人」としてドラマ化されてるらしい。タイトルどおり誘拐事件を扱っている。子宮頸がんワクチン接種の副作用によって、記憶障害になった子が一番目に誘拐される。計7名が誘拐され、1人10億、計70億の身代金が要