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日記一覧

2015年10月刊行。結婚は価値観の共有が必要プロポーズの前に、女性が愛する日本を、一人でゆっくり見て来てといわれた、アメリカ人青年が通信機器を一切持たず、日本へやってくる。アメリカ人青年の目を通して日本再発見する物語。

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抱く女(桐野夏生)
2015年12月05日09:07

2015年6月刊行。1972年に大学生だった直子が主人公。著者は1951年生まれで、私は3歳下だけど雰囲気は理解できた。こういうこともあったんだと懐かしくもあった。

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2015年3月刊行。副題は肥後加藤家改易始末。著者は1976年生まれ。読み出しは主人公が誰だか分からず、話があちこちに飛び読みづらかったが、後半は一気に読めた。隙あらば外様大名家を取り潰そうとしていたことや太平の世の城受け取りが功績となるこ

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かたづの!(中島京子)
2015年11月05日16:48

2014年8月刊行。著者は直木賞受賞の「小さいおうち」の方。これは江戸時代に八戸南部の女大名といわれた人の一代記。タイトルは南部の秘宝・片角のことである。城主の夫や幼い嫡男の不審死。八戸から遠野へ国替え。これら叔父の南部藩主.利直の謀略に知

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2015年6月刊行。著者は1974年生まれ。終戦時に9歳だった女の子3人の物語。それぞれが悲惨で残酷な生活のなか逞しく生き抜いた。フィクションではあるがたくさんの資料を参考にしているので、ノンフィクションのように切実に感じられた。

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億男(川村元気)
2015年04月21日14:40

2014年10月刊行。著者は1979年生まれ。借金を抱え朝から晩まで働く男が宝くじを貰い、3億円が当たってしまう。落語の「芝浜」を絡めて、お金と幸せの相関関係の答えを求める人たちと出会いや、友人、家族との付き合い方などを描いている。

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満願(米澤穂信)
2015年03月31日14:53

2014年3月刊行。著者は1978年生まれ。山本周五郎賞受賞作。短編ミステリー集。どれもわくわくしながら読めた。生年月日を見るまでこんなに若い著者とは思わなかった。

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茶事遍路(陳 舜臣)
2015年02月10日16:51

1988年4月刊行。陸羽のあらわした{茶経}に「茶は南方の嘉木なり」とあるらしい。一保堂本店の喫茶はここからなんや。お茶のことが知りたくて読んでみた。ほとんど中国茶のことだったけど。抹茶を伝えたのは鎌倉期の栄西であり、煎茶を伝えたのは」江戸

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2014年11月刊行。題名のサラバは言葉の通じない少年同士の合言葉からきている。海外赴任中に生まれた少年が主人公でその家族の物語。主人公の30歳後半までに及ぶ家族の紆余曲折。読みやすくて良かった。

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