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日記一覧

暁の宇品(堀川惠子)
2021年12月23日09:20

2021年7月刊行。 副題 陸軍船舶司令官たちのヒロシマ 第48回大佛次郎賞受賞 島国である日本が船舶の数量計算もええ加減に戦争を仕掛けたことに驚いた。大本営のナントカナルには呆れた。最初は国民も勝ったと喜んでいたらしいが、昭和17年のガダルカナル

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2016年12月刊行。 著者は1957年生れ。夫も同業の広兼氏。エッセイ集だから読みやすく、平々凡々の主婦であっても、共感できるところが少なからずあった。

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白医(下村敦史)
2021年12月16日09:38

2021年5月刊行。 読みだして前にも読んだと気づいたが、最後まで読んでしまった。ターミナルセデーションが安楽死じゃないかと悩む人たち。安楽死をおこなったと裁判にかけられた医者が執行猶予後、患者も家族も納得する安らかな死を全身全霊で試みていく。

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塞王の楯(今村翔吾)
2021年12月15日10:48

2021年10月刊行。 著者は1984年生れ。 石工集団の穴太衆と鉄砲鍛冶集団の国友衆の仕事を軸に描いてる。メインは関ヶ原の戦いの大津城の攻防。国友の大砲を矛とし、穴太の石垣を楯としてどちらが勝るか。「懸」といわれる実戦の最中に石垣の修復を行い続ける

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秘花(瀬戸内寂聴)
2021年12月07日10:58

2007年5月刊行。 能役者であり作者でもある世阿弥元清の生涯を描いている。足利義満に寵愛され、絶大な庇護を受けて能を創作し演じた絶頂期。6代将軍義教によって理由なく佐渡へ配流され没するというもの。 知らない言葉や読めない字があり我ながら情けない

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2021年1月刊行。 第19回「このミステリーがすごい!」大賞受賞作品。 著者は1991年生れ、東大法学部卒の弁護士。 遺言状の内容がインパクトがあって読む気になった。読み進むうちに細部まで丁寧に配慮があって、納得して面白く一気に読めた。

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