2004年9月刊行。昭和30年代のちょっと田舎の子供の生活。著者より8歳年少ではあるが懐かしく読めた。あーそうだった、そうだったと思い出しつつ。60年ほどでこうも生活の変化があるなんて。今後60年経てばどんな生活になっているのか、恐ろしいがあの世とやら
1999年1月刊行。この著者の作品を読むのは3作目である。作品中の恋愛はすべて不倫ではあるが、不倫がテーマでは無い。究極の恋愛。不倫ゆえか、そういうことは関係ないのか。想像力を働かせながら読んだ。
1994年9月刊行。業平を読んで他の著作も読みたくなった。これは不倫によって生まれた男が、精神を病んだ母親を抱えてモラルなく、自滅することを望んで生きていた。父親は同じで同年齢の兄の妻を最初は脅迫して誘惑するが、相思相愛になってしまう。人を愛す
2020年5月刊行。小説伊勢物語である。著者は1946年山口県生れ。この著者の作品を読むのは初めてである。なぜか今まで読む機会が無かった。在原業平を題材にしたとても読みやすい小説だった。確かに平安時代のプレイボーイである。歌が上手で姿が良くて優しい