2022年4月刊行。 10篇の短編集。九州で100年続く四代の医者家族の話。時代があっち行ったりこっち行ったりするので、何代目の話か確認しながら読んだ。特に二代目の「兵站病院」の軍医としてのルソン島でのことは、戦争の愚かさを描いて余りある。 最終章の
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2020年4月刊行。 有罪率99.7%といわれる日本で、無罪判決を度々出す判事は「無罪病判事」とよばれている。 この判事が認知症を発症し、後見人制度を妻が申し込み、弁護士に資産を管理されて、必要なお金も家族が自由に使えなくなってしまう。
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