2019年10月刊行。著者は1936年生まれ。幕末の長崎から唐へ、北前船とともに行方不明の若主人を探しに行く主人公。そのころの唐はアヘンが蔓延しているころ。主人公の新蔵は聡明で律儀で、頼りになる男だ。
2018年12月刊行。日米関係の闇に挑む警察インテリジェンス小説とのこと。30歳の警視が法務官僚殺害事件に首を突っ込んだばかりに、翻弄されて、指名手配され、命を狙われ、逃げまどう話。
2000年9月刊行。書き出しは、「一杯のカクテルがときには人の運命を変えることもある。」泥酔したばかりに恋人を失い、探し求める男の話。こんな関係しか築けないなんて、最初からなかったことと一緒。
2017年4月刊行。著者は1955年、佐世保市生まれ。読後の感想に面白かったとあったので読んで見た。テーマは「生まれ変わり」「前世を記憶する子供たち」イアン・スティーヴンソンの著書が下地にある。興味深く読めた。