山梨県立美術館にて「ノルマンディー展」。「近代風景画のはじまり」というサブタイトルがついている。19世紀の油彩画を中心とした展覧会。バルビゾン派と似ている。(同じ作家もいる)パリから南下すればバルビゾン、北西に向かえばノルマンディー。都市を
三井記念美術館にて。サブタイトルは、「フィラデルフィア美術館浮世絵名品展」。 17世紀の色版のない初期の浮世絵から、幕末の国芳、上方絵まで加えた展覧会。風景画、役者絵、美人画などテーマも様々。写楽は6枚が展示されていて、それほど保存は良くな
演劇を見る。佐藤泰志の「そこのみにて光輝く」の舞台化。この小説は数年前にメジャーで映画化されたが、あまり注目されなかった。それを、無名塾の2人、樋口泰子と渡辺翔が演ずる。他のキャストは文学座所属や売れない吉本芸人など、寄せ集め。主催もよくわ
雑誌「甲斐」の136号に、郷土の本の紹介として、「長篠合戦に関する平山氏、藤本氏の著作紹介」というタイトルの文章を掲載した。ポイントは、平山氏の論の記述の仕方には問題が多い、ということだ。発刊早々、知人から「感激した。自分も平山氏に、根拠の
三菱一号館美術館にて、「画鬼・暁斎」展。10年ほど前、東京ステーションギャラリーで、国芳と暁斎の展覧会「なんでもこいッ展だィ」が開かれ、暁斎を知った。妖怪や動物を丹念に描く浮世絵師、というイメージ。その後「暁斎と幕末の書画会」というタイトル
サントリー美術館にて「乾山見参」展。たくさんの陶器。「銹絵(さびえ)」という手法が印象に残る。白い地にこげ茶で繊細な絵を描く。(写真は重文の「観鴎図角皿」)香炉の上におどけた感じの唐獅子が鎮座している作品も銹絵の手法だ。興味を引いたのは、和
県立博物館で「鵜飼」展。シンボル展なので、特別展ほど力が入っておらず、展示品に目玉も少なく、図録もわずか4ページのパンフ。 世阿弥の「鵜飼」は笛吹川を舞台にしている。日蓮が平時忠の亡霊を供養したという石和の鵜飼伝説を、謡に仕立てた。石和の遠