ロシアによるウクライナ侵攻の際、ロシアに接しているウクライナの港湾都市マリウポリを押さえることがロシアにとって有利になると踏んだウクライナ人ジャーナリストはマリウポリに入る。ジャーナリストたちがマリウポリに入った翌日からロシアはマリウポリを攻撃。一般市民への攻撃が激化していくなかでジャーナリストは惨状を取材し、電波が途切れた市内で何とかしてAP通信本社へ映像を送信。その映像は世界中を席捲するがロシアはフェイクニュースとうそぶく。
アカデミー賞のドキュメンタリー賞を受賞した驚異のドキュメンタリー映画。
これが戦争ということか、これが侵略ということか。
ニュースなどで見たことのある映像が含まれるが、それはこの人たちが命がけで世界に発信したから。
正視するのがつらい場面ばかりだが、こんなことが現代のウクライナで実際に起こっているとは。
映画はこういう現実を世界に知らしめる力もある。特定の政治家を追ったどうでもいいようなドキュメンタリー映画は本作の前に平伏すべし。
ログインしてコメントを確認・投稿する