インディ・ジョーンズ／魔宮の伝説

前作より数年前、上海ですったもんだの末に逃亡したインディアナ・ジョーンズと弟子のアジア人少年と歌姫は成り行きでインドに赴き、小村から奪われた石と子供たちを救うため邪教集団と戦う。
インディ・ジョーンズの冒険活劇シリーズ第２弾で、前作の敵はナチスだったが本作の敵はインドの怪しげな邪教集団。前作に比べダークでおどろおどろしい部分もあるが、ギャグや派手なアクションもあって嫌いではない。
高校生の頃に初めて見て、さあ冒険活劇を見るぞ、と構えていたのにバズビー・バークリーのようなミュージカルが始まってタイトルが出たのに拍子抜けしたものだ。普段のスピルバーグの映画のオープニングタイトルは地味な印象だけど、本作のオープニングは弾けていてスピルバーグ映画の中で一番好き。「ウェスト・サイド・ストーリー」が作られるまで唯一のミュージカルシーンだった。
久しぶりに見たが、結構細かいところまで覚えていた。ビデオは持っていなかったので、何度も見ていたのだろう。
インドの邪教集団、というのに少しだけ抵抗感を感じるが、それでも血沸き肉躍る活劇で一気に見てしまった。トロッコを使った追跡のシーンなんてそのままジェットコースタームービーだ。
可愛らしいアジア人少年がオッサンになってアカデミー賞を受賞し、壇上でハリソン・フォードと一緒に喜んでいる映像を見ると感慨深いものがある。