高名な女流作家の夫の遺体が雪のコテージ脇で発見される。夫はコテージから落下したようで、頭には怪我があり鈍器で殴られたのか落下の衝撃の傷なのか。視覚障害の息子の供述は曖昧で要領を得ない。警察は作家を起訴し、作家は友人の弁護士に弁護を依頼する。やがて始まった裁判で夫婦の溝が露呈されていく。
カンヌ映画祭パルムドール受賞の法廷劇。夫の死の真相は何か、というところから始まって夫婦間の確執などが赤裸々にさらされていく。死の真相は結局は解明されなかったが、映画はそのことを主軸に置いていない。とはいえやっぱり気にはなるな。まあ多分妻が殺しているのだろう。
母と息子の絆を見せて映画は終わってしまう。こういうのがリアルということかもしれない。
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