マッチング

結婚式場でウェディングプランナーとして働いている女は美人だけど恋愛が苦手。同僚の薦めもありマッチングアプリに登録したところ、良さそうな男と知り合い、会ってみたところ気持ち悪い変人だった。ストーカーと化した男から執拗な連絡を受け消耗していると、仕事で出会った自分が登録したマッチングアプリ運営会社の男といい感じになっていく。そんな折に自分が登録したマッチングアプリで結婚したカップルが殺される事件が頻発し、しかも自分の職場で結婚したカップルだとわかる。ストーカーに悩まされつつウェディングプランナーの父親の過去が明らかになるにつれ、ストーカーとの関連が見えてきて、連続殺人とも関わっているらしい、と思えてくる。
いま勢いに乗っている内田英治監督の新作で、もう一本の映画も現在公開中。
本作はいままでの作風とはガラリと変わったサイコスリラーで、予告の段階からこいつが犯人だろう、と思っていたらやっぱりそうで、なんだ普通じゃん、と思っていたらもうひとひねりあった。ただそこまでひねってしまうと何のこっちゃ、という気もする。面白いんだかどうだか。
殺人鬼よりストーカーの方がいいだろ、という発想がギャグ漫画のよう。どちらかを選べ、と言われたらそうだけど、なかなかそんな機会はないだろう。
マッチングアプリって全然関心ないけど、いまの若い人にとっては普通のツールなんだろうか。時代についていけてないわ、と痛感する。