Ｎ号棟

独特の死生観を持つ女子大生は友人の卒業製作映画のロケハンに友人カップルと同行する。数年前に幽霊団地として騒がれ現在は廃墟となっているという団地を訪れた３人だが普通に人が住んでいて、居住希望と管理人に伝えたところ住人たちに温かく迎えられる。ちょっと怪しい住人ではあるけど気にしないことにした３人に怪奇現象が襲いかかり、住人は変な儀式を敢行し、やがて教祖様のような怪しい女が登場する。
話が変な方へ、変な方へ、と展開していく変チクリンなホラー映画。「ミッドサマー」のような異郷ホラーかと思ったら亡霊も出てくるしサイコ野郎も出てくる。ホラーてんこ盛りで結構怖く見れる。
ホラー映画とはいえチビっ子を死なせて肉体を損壊する描写はいただけない、と思ったら元気に再登場したのでホッとする。亡霊になってしまったのだけど。
２０年ぐらい前に巷を騒がせた幽霊団地事件がモチーフ、とのことだけど記憶にないなあ。そういう下世話な話題は大好きなんだけど。