吹雪から逃れるために洞窟に避難した旅芸人コンビが語るクマと人間のファンタジックな寓話を独特の絵柄で見せるヨーロッパ製アニメーション。
イタリアの奇想作家ディーノ・ブッツァーティが唯一残した児童向けの本を映画化。ブッツァーティってこんな本も残していたんだ、いつか読みたいぞ、と思っていたところ先に映画が公開されてしまった。
字幕版と日本語吹替版があり、こういう場合は字幕版を見ることが多いのだが、日本語吹替版は伊藤沙莉が声優として参加している、というので迷わず吹替版を見る。伊藤沙莉のハスキーボイスは耳に心地よい。
本作は寓意的なストーリーが意味深ではあるが、そういうことよりあまり見たことのないタッチのアニメを無邪気に楽しんでしまう。こういう絵を見ているだけで楽しい。
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