mixiユーザー(id:11672499)
2021年07月19日23:08
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酒場229「ミッシェル・グロ オート・コート・ド・ニュイ2017」
�…狭盖蕁Ｍ�由など無いのだ。
�▲�リア。一切曇りの無い、正統なバーガンディ。よく透ける。アシは早く、境界が融合してあっという間に涙は降りる。
余剰のないブルゴーニュの香り。香りからしてコチラを見てないのが分かる。ブラックチェリー、革皮、シナモン。確実に赤い花束を隠しているが、ドレスの奥である。
��たおやかなアタック、この酸。タンニンはささやきのように織り込まれている。向岸のシガレット。「赤」のクオリアを表す味だと思う。非常な膨らみのある果実。ただしライヴではなく静物。出汁の慈味が深い。薄荷の清涼。つめたくちいさい手に、触れたような整った、だが酸味がすべてを夢のように醒ます。
永遠にちかい余韻は、目眩く彩飾と静寂。正に美術館。くやしいほど高級ワインの味わいだが、意外なまでに野趣もある。余韻はドンドン、じゃんじゃかほどけ、ベリーの群がダンスするが音は無い。ハーブとタイトな色気も見えるが正に絵に描いた餅。
はっきり言ってコスパはわるい。言い返せば、「ミッシェル・グロ」へコスパで計れない深遠を見れた。気がする。
余韻の中に、摘んだ葡萄や喫茶店の浅煎りのカフェなど、今日までの点景をもフラッシュバックした。この硬質な完成度はやさしくなく、よって我々が夢想して補う憧憬を逆説的にまろびだす。
ほんとうにコスパが悪い。87点。
�▲�リア。一切曇りの無い、正統なバーガンディ。よく透ける。アシは早く、境界が融合してあっという間に涙は降りる。
余剰のないブルゴーニュの香り。香りからしてコチラを見てないのが分かる。ブラックチェリー、革皮、シナモン。確実に赤い花束を隠しているが、ドレスの奥である。
��たおやかなアタック、この酸。タンニンはささやきのように織り込まれている。向岸のシガレット。「赤」のクオリアを表す味だと思う。非常な膨らみのある果実。ただしライヴではなく静物。出汁の慈味が深い。薄荷の清涼。つめたくちいさい手に、触れたような整った、だが酸味がすべてを夢のように醒ます。
永遠にちかい余韻は、目眩く彩飾と静寂。正に美術館。くやしいほど高級ワインの味わいだが、意外なまでに野趣もある。余韻はドンドン、じゃんじゃかほどけ、ベリーの群がダンスするが音は無い。ハーブとタイトな色気も見えるが正に絵に描いた餅。
はっきり言ってコスパはわるい。言い返せば、「ミッシェル・グロ」へコスパで計れない深遠を見れた。気がする。
余韻の中に、摘んだ葡萄や喫茶店の浅煎りのカフェなど、今日までの点景をもフラッシュバックした。この硬質な完成度はやさしくなく、よって我々が夢想して補う憧憬を逆説的にまろびだす。
ほんとうにコスパが悪い。87点。
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