人気絶頂の頃に解散したロックバンドのボーカリストが何年ぶりかで町に帰ってくる。心優しきボーカリストのザジは周りの人たちに慈愛を振りまき、自らビデオを回して自分を撮影する。
俳優としても活躍する利重剛の長編映画監督としての処女作。学生の頃の後輩がこの映画に心酔していて、久しく上映の機会も無かったのだがこの度の特集上映でかかるので見ることにした。
バブル期の東京のウォーターフロントの原風景は懐かしいものを感じさせるのだが、映画は今見ると時代と共に風化しかかっているような。良く言えば時代の空気を掴んでいる、ということか。
青春真っ盛りの頃に見れば感銘したかもしれないけど、オッサンになってしまってから見ると青臭くてしょうがない。恥ずかしくて正視するのも躊躇われる。
主人公のザジを演じるのは何とかいうロックバンドのボーカリストだそうでよく知らず、若い頃の松下由樹が超絶に可愛い。
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