mixiユーザー(id:11672499)
2020年06月21日19:21
162 view
酒場183「トーマス・バルテン ヴェレナー ゾンネンウーア カビネット2018」
�，�値打ち。モーゼル、リースリング。「ゾンネンウーア」は日時計の意。単一畑のワインがこのお値打ち価格とは恐ろしい。バルテン氏のQBA(クヴァリテーツヴァインバシュテムターアンバウゲビーテの略。覚えるのに３日かかりました)リースリングをかつて試し極上だった。今回はもはやウイニングランである。
�⇔个澆�強い。艶がある。実際、アシも非常に長く、ねっとり。発泡は見られない。
香り極上。ペトロール香はないです。極上。樽不使用だが、甘んまい匂い。香りの奥に白い花と雪融け水。手前には、ラムネ。柑橘は立たず、敢えていえば薄いシトラス。石灰のミネラル。
��9.3点。均整の取れたバランスに重さはなく、喉の奥へ向かうベクトルに従い、囁きのガスの刺激、グレープフルーツとレモンの果実味と酸、蜜柑の皮の苦味が認知される。そしてツツジ程度の蜜の甘さ。酸が柔らかい。酸味のみに頼らない、全体図のバランスが溜め息の美しさである。
モーゼルワインは「山の娘」と喩えられたり、実際わたしも巧いこと言うなと首肯だったが、今日の「日時計」はスゴい。
これは「山麓の童女」である。ハイジかな？味わいのイチ要素要素はドイツらしくキレキレでぱっきりしてるのに、全体像は優しく、冷たさがない。ドイツらしから、ない。余韻の玄妙さや奥行きを解くので無く、目に見え、触れられる柔らかさを楽しむワインではなかろうか。
とにかく美味い。再飲は確定だが、箱買いはしたくない、何故か。
一期一会、この言葉がきらめくような極上のモーゼル、山麓の童女よ。
2
0
ログインしてコメントを確認・投稿する