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2019年09月15日03:06

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第一作と監督が替って、僕にはとても好都合でした。ステファノ・ソリーマ監督「ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ」(2018)再見。

昨年11月に機内で見た作品ですが、DVDで見直しました。まだ有料BSではやってなかったかな。それとも僕が契約を止めたWOWOWではやったのか? それはともかく、英会話の素材としました。見直して気づいたのは、前作とは独立している物語だけれど、やはり前作を見ていた方が組織的な関係が分かりやすいかな、ということでした。今回は、僕以外の英会話メンバーは誰も第一作を見ていなかったのですが、それなりに楽しめたようなのでよかった。

で、メンバーの一人が“手話が出てきたけど、アメリカの手話の「A」と日本の「あ」が同じだった”と言い、別のメンバーも手話を知っていて“過去形も同じだった”とのこと。こういうことが分かると面白いですね。つまり、アレハンドロ(ベニチオ・デル・トロ)が娘の話をするのですが、それが過去形だったので聴いていたアンヘルが“気の毒に”と返すわけです。

で、メンバーから疑問が出たのですが、メキシコの手話とアメリカの手話は同じなのか?ということ。そう言われて僕は、アレハンドロが誘拐した娘イサベル(イザベラ・モラー)と話すとき共に英語だったことに気づき、“映画の嘘”なのじゃないかと指摘しました。そこにわざわざスペイン語の手話を持ちこんでも、観客を立ち止まらせるだけだと製作側は判断したのでしょう。そう考えるのが自然に思えます。

さらに、顔を撃ち抜かれて死んだと思っていたアレハンドロが生きていたという部分については、“続編を作るため”という説が出ました。実際この作品は三部作のようです(三作目はアナウンスされてないな)。しかし、銃弾が両頬を撃ち抜いたというラッキーな出来事を持ちこんでも、僕としては構わないと思いました。それまでの流れから、観客(僕のことです)にとって“生き続けてほしい人物”なのですから。

逆にトリビアを読むと、監督のソリーマは前作で演じたエミリー・ブラントの役を続編からカットしたそうです。いわく、“モラルの代表みたいな彼女は、続編には不要だ”そうな。これ、大賛成です。前作の監督がドゥニ・ヴィルヌーブで、モラル面を強調していて(というかブラントがめそめそしすぎで)僕は乗れなかったし。父親がマカロニ西部劇の監督さんでも、息子はまっとうな映画を作るんですね(笑)。

しかし、オールシネマ・オンラインでは、父親をセルジオ・ソリーマと表記し、息子をステファノ・ソッリマと表記しています。また教えてやらなくちゃ。僕はマカロニ西部劇というパチモンは嫌いですが、ステファノ・ソリーマ監督の映画なら見てもいいかなと思いました。だから旧作をレンタルリストに登録しました。いつレンタルを再開するか、それはまた別の話ですけど。再来月かな?

2時間2分あるけど緊張感が途切れない作品でした。未見の方は是非どうぞ。写真3が監督のステファノ・ソリーマ。
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