一流選手の条件

ある人が次のようなことを言っていた。

≪　サッカーの一流選手といわれるほどの人は沢山いたが、本当の超一流と言われるためには心技体がそろっていなくてはならない。そういう意味で、ジーコは心技は十分だが体という面において足りなかった。マラドーナは技も体も申し分なかったが心において欠落していた。今までに、心技体を兼ね備えていた本当の超一流選手はペレしかいない。≫

そう言われてみれば、なるほどと納得させられたのだが、心と体は十分だが技においてもう一つという選手の例が挙げられていない。ネタ話としてはちょっと物足りないような気がする。

それで少し考えてみたのだが、心と体だけの名選手というのはどうしても思い浮かばない。よくよく考えれば、というより実は考えるまでもない話で、ずば抜けた技を見せてこそ名選手だの一流選手だと言われるのだということに気がついた。どれだけすぐれた心と体を持っていたとしても、それらを技として発現できなければ選手としては称賛されないのは当然のこと。

つまり、一流選手の前提として技だけは最低限すぐれていなければならない、という当たり前の話に落ち着いてしまった。でも、普通の人間としてはまず心と体が大事だな。