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2019年02月06日11:43

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批判だけではすまされない。

■小4死亡、市に抗議殺到 「なぜ渡した」2日間で1千件
(朝日新聞デジタル - 02月02日 20:50)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=5482456

2月1日の日記で私もこの問題について批判したのだが、自分自身が児童相談所の所長かまたは教育委員会の当事者であったなら、どのようにこの問題を解決できたであろうかと考えてみた。アンケートの内容を父親に開示したこと自体は論外だが、一番の問題は最終的な解決の道筋が見えてこないことではないかと思った。個々の対応のまずさに対する批判は簡単だが、ではどうすればよかったのかという見通しがなければ、いくら批判しても同じことはまた必ず起こるだろう。

心愛ちゃんを父親の許に戻すことが危険であるということは分かっている。では、いつまで父親と引き離した状態を続ければよいのだろうか? ある日、父親が「お父さんが悪かった、もう二度と虐待はしないから、一緒に暮らしておくれ。」と改心するようなシナリオが描けるのだろうか? 心愛ちゃんは親せきの家にかくまわれていたらしいけれど、その親戚にしても、彼女が成人するまで面倒を見る覚悟があったとは考えにくい。

子どもを死亡させるまでには至らなくとも、よく似たケースはほかにもあるのではないかと考えられる。それらの一つ一つのケースに適切に対応できるためには、知識を持った専門家がそれだけ必要になる。それがマンパワーが足りないとか、施設の容量が足りないという話であれば、当事者を批判するのは多少酷なように感じる。「専門家ならなんとかしろ。」という話ではない。国の取り組み方が問題になっている。「児童相談所をハイブロウな土地につくるな」という頓珍漢なことを言う人間がいるお国柄である。市民一人ひとりが児童福祉支える姿勢が問われているのだと思う。
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