mixiユーザー(id:11672499)
2019年01月14日22:09
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酒場30「ドメーヌ・エルヴェ・シャルロパン マルサネ クロ・デュ・ロワ 2016」
�，覆�なか。
��割に色は濃い。淡さの無いしっかりしたルビー。縁がクリア。アシは短い。
香りが強い。挽いた種子や花粉を思わせる。奥に野性味ある果実の酸と甘み。小さな猫ション。コーヒー。はっきりと主張するも、決してうるさくはない。
��8.5点。美味すぎる。飲み口がトロっとしてる。酸がふくらみ、路を形作る。その上を果実と香辛料を満載した荷車が過ぎてゆく。余韻が確かにあるが、長くはない。どこかで冗談のようにフイと消える。静まった路上にひとつ、洋梨が落ちている。
荷車から転げおちたそれは潰れ、熟れた挫滅面を曝し、眩暈するような芳香を放つ。
ブルゴーニュにも色々あるんですねぇ。陰性のカケラもこれにはない。
リッチ、ゴージャス。でもうるさくない。単純でもない。
間延びした学級会の眠気をぶっ飛ばす、ガリ勉眼鏡オサゲ委員長の発議。
ビビって委員長をまともに見てしまう。委員長ではなく、「少女」を。
わたしがいま何を言わんとしているのか、読者には見当もつかぬであろう。
わたしにすらぜんぜん分からないのだから。
このワインは妖艶ではない。
このワインを飲むわたしは妖艶ではないと言ったワインに妖艶を感じてしまう。
とにかくうめえんだが、この美味さへ言葉を尽くしたい、贈りたい。いい迷惑だろうとも。
これは美味い。
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