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2018年12月19日07:02

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虹の観察

 これまでの人生で、私は虹を何回見ただろう、と考えたことがあります。たぶん数十回かな? ただ、夏に庭に水まきをするときに、太陽との位置関係をうまく調節すると、シャワーのモードで水を高く散布したら目の前に「虹」を作ることはできます。ただこれは「(皆が見ることができる)天然の虹」ではなくて「私個人の虹」なんですよね。それでも十分きれいではあるのですが。

【ただいま読書中】『虹の図鑑 ──しくみ、種類、観察法法』武田康男 著・写真、 緑書房、2018年、1800円(税別)
https://www.amazon.co.jp/gp/product/4895313484/ref=as_li_tl?ie=UTF8&camp=247&creative=1211&creativeASIN=4895313484&linkCode=as2&tag=m0kada-22&linkId=24ea45a6b8bc37a397368f90178b312b
 一体これだけの虹の写真を撮影するのに、どれくらいの時間と手間をかけたんだろう、と私は本書を手にして茫然とします。一冊丸ごと、ぎっしりと世界各地の「虹の写真」が集められているのです。こんなの、私には絶対に作れません。というか、これまで見たことのある虹、一枚も写真に撮れていません。
 変わり種では「朝露の水滴の中の虹」なんてものもあります。肉眼では観察が難しいけれど、カメラのピントを手動で動かすと、水滴の中に直線的な「虹」が浮かんでくるのだそうです。こんなものをよく発見したものです。
 とても珍しい場所の虹としては「南極の虹」があります。これは著者の写真ではなくて、著者と一緒に昭和基地で越冬をしていた気象庁の隊員が撮影したものですが、無茶苦茶冷える南極の空に氷ではなくて水滴が分布することがあるんですね。
 虹ではなくて光環では、「花粉による光環」の写真が掲載されています。光環は薄い雲で起きることが多いのですが、粒が揃った花粉が大量に飛んでいたらその花粉が水滴の代わりをするのだそうです。空では色々と不思議なことが起きているんですね。


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