mixiユーザー(id:11672499)
2018年11月15日02:20
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ぷらねた・りうむの酒場その1「Nicolas Potel Bourgogne Pinot Noir」
こんばんは、ぷらねた・りうむです。
先ず、こういったことはヨソのSNSでやるべきなのだ。
悲しいかな、ふぇーすぶっくやらいんすた�弔箸�ゆう、流行りのSNS
それらのアカウントを取得する手順に耐えない程、我が脳は萎縮している。
なぜ？
サケによって！
匿名性を盾にみくしー上で好き放題の自称・詩人であるわたしが
狼藉の元凶である酒について語りだすからオシマイである。
栄えある第一回だからクドイ序文が付くのであり、以降は死ぬか飽きるかまでは
ごくあっさりと、飲んだサケの事を書くつもりでいる。
さて、それはレビューや批評の領域にならざるを得ず、
エッセイがマンジュウよりも怖いわたしが詩作と異なる冷徹を持ちつつ
ものを書くことの恐怖に震える。
酒の語源は「さかえ(栄え)」であるという怪しからん話も聞いた。
首肯である。おおいに飲み、酔ってあばれて、笑い、祝い、
へし折れた眼鏡のツルが頬に刺さった痛みに目覚め、拝んだ朝日もある。
わたしは不惑にして果して、歩調をしぼり
今、ここにある酒と向き合う愉しさを思う。
あと少しだけ序文が続く。
新コーナー「ぷらねた・りうむの酒場」にはワインが頻出する。
ワインには詩情を特に刺激する何かが、ある。
専門的なテイスティングは望むべくもない。
わたしの詩が読まれたひとのものになるように、
わたしが飲んだ酒をわたしのものにして
この言葉で語る傲慢はきっと赦される。はず。
それでも記したい。
レビューの体裁を整えるべく、三つの評価を軸にする。
�＿然�
先立つものがあって初めて、サケが飲めるのである。
先日、初めてボーイの侍るクラブに御相伴する機会があった。アレ？キミ乃木坂で踊ってた？くらいの別嬪が、寒そうな格好でケラケラと、シャンパーニュをﾊﾟｶﾊﾟｶあおる。久々に眼前が赤に染まった。
話が逸れた。具体的な値を記すのも不粋だから、「お値打ち」、「それなり」、「高級」、「やばい」程度に分けることにする。
相対的な基準であるから、おれの稼ぎによって変動する。現時点、「それなり」は￥2,000を越えないものとする。
�⊃Г塙瓩�
ところで高級ぶってるクラブでもお通しだかチャームだか知らねえが、チクワにキュウリをブッ刺したへんなのが出てくる。いや、これは夜と酒とにまつわる全てを体現しているのかも知れない。まあ、イザ飲む前の儀式的なものですが、色はともかく香りが良くて不味い酒は、そう無い。
�Ａ輊�
十段階評価とする。これも相対的なものであり、いい酒を引く嗅覚が鍛えられれば辛くなる。
背景もクソもなく、純粋に感じたうまさを評したい。
「Nicolas Potel Bourgogne Pinot Noir」
�々盖�
��透ける程薄い、縁は透明なまでに。名残惜しい落日の色。香りは驚くほど微か。グラスに鼻を被せてやっと、猫の小便の匂い。
��七点。ほれ、明日は(もう今日か)ボジョレー・ヌーボーの解禁日じゃないですか！クリスマスの前日のほうが盛んなおセックスがされるように、わたしも前夜祭を気取って虎の子のブルゴーニュを開けたんですが、
香らない。
口に含むとツンツンした酸があり、鼻を抜ける時にようやく、こぢんまりとした花束の印象。まだ口内はキシキシ。
こう書くとダメっぽいですが、いやうまいんですよ。
ただ、ナケナシの小遣いを握りしめて酒と向き合う身としては、(相対的)大枚をはたいたこのワインへ
過剰な期待を込めていたのかも知れぬ。
第一回を飾るに、誠ふさわしい。からさの底に、確かに桃源郷に至る先触れを秘めていた
「Nicolas Potel Bourgogne Pinot Noir」
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