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2018年11月10日07:29

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フィギュアじゃないフィギュア

 先週だったかな,NHKの「チコちゃんに叱られる!」で「フィギュアって、何?」をやってましたが、昨日テレビで「NHK杯国際フィギュアスケート大会」をやっているのを見ながら、札幌オリンピックではフィギュアは「規定」と「フリー」の両方をやっていたのを“映像"として思い出しました。規定の時に選手がむっつりと氷上に図形を描きおわると審判が近づいて「氷上に刻まれた線が完全な円になっているか」とか判定していたのですが、中には歩測をしている人もいましたっけ。で、いつのまにか「規定」がなくなって“絵になる"フリースケートだけをやるようになっていますが、「規定(図形)」を意味する「フィギュア」という名前だけが残っているのが面白いところです。
 ところで「4回転」とか「4回転半」とかジャンプばかりが注目されて、スピンやステップについてはあまり触れられないのが私は不満なのですが、そこまで注目するのだったら「ジャンプ専門の競技」を新設したらどうです? 「3分間にどのくらいジャンプできるか」で「ジャンプ回数」「バリエーション」「完成度」「トータルのジャンプ回数」などを競うのです。もちろんもうこれは完全に「フィギュア」じゃありませんけれど。

【ただいま読書中】『完全版 ホモホモ7』みなもと太郎 作、ブッキング、2003年(04年2刷)、2600円(税別)
https://www.amazon.co.jp/gp/product/B00BJFOM0E/ref=as_li_tl?ie=UTF8&camp=247&creative=1211&creativeASIN=B00BJFOM0E&linkCode=as2&tag=m0kada-22&linkId=0e95c498a36f37be4b73d87cb38c0a12
 1970年に「少年マガジン」で連載が始まった漫画です。噂は聞いていましたが絶版だと聞いて読むのはあきらめていたのですが、いつの間にか復刻されていたので手にすることができました。
 少女漫画+ギャグ漫画+劇画、という、絵の調子だけで頭が混乱する紙面です。内容は、敵対する二つの組織(「ホモホモブロック」と「レスレスブロック」)が殺し合うのですが、それが007風だったりヤクザ映画風だったりゴルゴ13風だったり、もう基本的に何でもあり。敵方のエース「レスレス7」との対決は、会期が終わった大坂万博会場で、取り壊しを兼ねて片っ端からパビリオンを壊していくのです。お色気シーンもありますが、「少年マガジン」を大義名分にしっかりギャグに転換されています。宇宙に行ったり(これは007からかな)古代ローマの競技場で戦車競争をしたり(これは「ベン・ハー」ですね)、アラビアの砂漠だったり(これは「アラビアのロレンス」ではなくて「アリババと40人の盗賊」が元ネタ)、いやもう「漫画は、自由だ」と叫びたくなります。半世紀近く前にすでにみなもと太郎さんが叫ぶ代わりに作品で描いていたんですけどね。


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